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まんことは、女性器の外陰部(女陰)を意味する日本の俗語。英語では''cunt''、''pussy''、''rise''のスラングが相当する。接頭語「お」を付けて「おまんこ」と表現されることも多い。以下については特記無き場合には、女性器そのものでなく、日本語における「まんこ」と言う語について解説する。 以下に詳しく表記されているように報道やゲームなどにおいて自主規制の対象言語とされることが多い。これに対して男性器の俗称である「ちんこ」「ちんちん」などの語が自主規制されていることは少なくまんこは男性軽視の象徴的な言語とされている。 同等の語としては、古語や日本語の方言に於いて、福岡県博多地方を中心に現在でも用いられる「(お)ぼぼ」〔全国的に用いられる「おぼこ」は、女性器ではなく幼女から乙女までを指す俗語である。世間知らずなという意味で用いられることもある。〕や、近畿地方から瀬戸内地方で広く用いられている「おめこ」や「おちゃこ」、沖縄県で現在でも用いられる「ホーミー」等が挙げられる。 1921年に発行された『言泉』では、「まんこ」は陰門の小見出し扱いだった。しかし、現在では知名度が逆転し『広辞苑』第六版に収録された。また、斎藤光ら『性的なことば』では、まんことの単語が全国区のものとなったのは比較的近年のことであり、1972年に大阪で紅萬子がデビューしていること、1978年に京都大学のレガッタ大会において、「夕焼けのおまんた」というチームが出場したが大した騒ぎにもならなかったこと、更に1984年には1966年(昭和41年)生まれ、香川県出身である松本明子が全国放送で、「おまんこ」と発しテレビ局を出入り禁止になる事件もあり、以上を根拠に、少なくとも関西圏では、めこはともかくまんこは周知されていなかったとし、全国に「まんこ」の影響が及ぶのは1988年頃の事ではなかったかと結んでいる。 == 語源 == 語源は諸説ある。 * 体の中心を意味する真処(まこ)〔大言海〕 * 「産む子」の転〔呉智英「読書家の新技術」1987年 朝日文庫 朝日新聞社)〕 * メノコ(女子)の転〔「日本国語大辞典」 小学館の「おまんこ」の欄〕 * 徳川家康の側室・お万の方(長勝院)の女性器が素晴らしかったという話から〔歴史読本 1998年6月号 289ページ〕 * 古代の和語で性器を意味する「美斗」(みと)。まんこ、めこともこれよりの派生であるとの説。ただし本来は男性器、女性器問わず、性器全般に対する言葉〔松岡調『陰名考』1885年 (『性的なことば』p.32より孫引き)。〕。 * 中国語の「門口」発音は「メンコゥ」正式な日本語訳は出入口。 * 北条政子から。 室町時代当時の関東では北条政子を「ほうじょうまんこ」とも読んだことから(政所:まんどころ、のように政はまんとも読んだ)。 * 正室を意味する北政所(きたのまんどころ)から。北政所をはじめは北政所様:「きたのまんどころさま」と呼んでいた事を後世は略し政所様:「まんどころさま」とも呼んだことから。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「まんこ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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