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おサル電車(おサルでんしゃ)とは、上野動物園で運用されていた遊戯施設で、先頭に運転又は飾りのために猿が座り、客を乗せて走る電車のこと。愛称はお猿の電車。 == 概要 == おサル電車は、1948年9月23日に上野動物園で営業開始した。当初の運用は、バッテリー駆動の電気機関車を猿が運転して客車を牽引する方式で〔上野動物園の“おサル電車”が15周年 - 毎日新聞 ニュースボックスアーカイブ、1963年9月23日、2010年11月7日閲覧〕、乗客は子供、金額は3円であった。猿が運転するわけだから、気ままにバックしたり、止まったりすることがあり、それもうりの一つであった。おサル電車は、スタートするとたちまち人気アトラクションとなった〔白土健、青井なつき『なぜ,子どもたちは遊園地に行かなくなったのか?』創世社、2008年5月〕。 その後、猿の訓練が大変であること、10歳以上の猿は凶暴性を帯びて乗客に危害を加える可能性があることなどを理由に1955年ごろには猿による運転が中止されて係員による操作に切り替えられ、猿は先頭車に座るだけとなった〔。後に再び猿の運転になった〔「こちら葛飾区亀有公園前派出所」157巻より。〕。 1962年5月には開園30周年を機に大幅な改装が行われ、軌間は従来の455mmから520mmに、軌条は6kgから9kgに、集電方式は直流第三軌条方式になった。車両も大型化され、先頭車は当時開業間近であった新幹線車両を模したものとなった〔交友社『鉄道ファン』1962年11月号(通巻17号)p71〕。 しかし1973年に動物の愛護及び管理に関する法律が制定、「おサル電車は、猿に多大な負担をかける」という判断から、動物園は廃止を決定。おサル電車は1974年6月30日に廃止された〔。 最終日には「さよならおサル電車」が開かれ、今まで運転する側であった猿が乗客となる場面もあった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「おサル電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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