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(n) fairy-tale book =========================== ・ お伽 : [おとぎ] 【名詞】 1. attending (upon) 2. keeping another company ・ お伽草子 : [おとぎぞうし] (n) fairy-tale book ・ 伽 : [とぎ] 【名詞】 1. nursing 2. nurse 3. attending 4. attendant 5. entertainer ・ 伽草子 : [とぎぞうし, おとぎぞうし] (n) fairy-tale book ・ 草 : [くさ] 【名詞】 1. grass ・ 草子 : [そうし] 【名詞】 1. copy-book 2. storybook 3. notebook ・ 子 : [こ, ね] (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)
『御伽草子』(おとぎぞうし)は、鎌倉時代末から江戸時代にかけて成立した、それまでにない新規な主題を取り上げた短編の絵入り物語、およびそれらの形式。お伽草子、おとぎ草子とも表記する。広義に室町時代を中心とした中世小説全般を指すこともあり、室町物語とも呼ばれる。 == 成立 == 平安時代に始まる物語文学は、鎌倉時代の公家の衰微にともない衰えていったが、鎌倉時代末になると、その系譜に属しながら、題材・表現ともにそれまでの貴族の文学とは、全く異なる物語が登場する。それまで長編だったのが短編となり、場面を詳述するのではなく、事件や出来事を端的に伝える。テーマも貴族の恋愛が中心だったのが、口頭で伝わってきた昔話に近い民間説話が取り入れられ、名もない庶民が主人公になったり、それが神仏の化身や申し子であったり、動物を擬人化するなど、それまでにない多種多様なテーマが表れる。 お伽草子は、400編超が存在するといわれている。そのうち世に知られている物は100編強だともいわれるが、研究が進んで漸増している。ただし、同名でも内容の違うものや、その逆のパターンなどがあり、正確なところはわからない。室町時代を中心に栄え、江戸時代初期には『御伽物語』や『新おとぎ』など「御伽」の名が入った多くの草子が刊行された。御伽草子の名で呼ばれるようになったのは18世紀前期、およそ享保年間に大坂の渋川清右衛門がこれらを集めて『御伽文庫』または『御伽草子』として以下の23編を刊行してからのことである。ただし、これも17世紀半ばに彩色方法が異なるだけで全く同型・同文の本が刊行されており、渋川版はこれを元にした後印本である。元々「御伽草紙」の語は渋川版の商標のようなもので、当初はこの23種類のみを「御伽草紙」と言ったが、やがてこの23種に類する物語も指すようになった。現在では、「御伽草紙(子)」と言ったらこの23種の物語草紙を指し、物語草紙全体は「お伽草紙(子)」と表記するのが通例である。 :文正草子 - 鉢かづき - 小町草子 - 御曹司島わたり - 唐糸草子 - 木幡(こはた)狐 - 七草草子 - 猿源氏草子 - 物ぐさ太郎 - さざれ石 - 蛤の草子 - 小敦盛 - 二十四孝 - 梵天国(ぼんてんこく) - のせ猿草子 - 猫の草子 - 浜出(はまいで)草子 - 和泉式部 - 一寸法師 - さいき - 浦島太郎 - 酒顛童子 - 横笛草子 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「御伽草子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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