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姫カット(ひめカット)とは、女性の髪型のひとつ。名称からわかるように姫+cutの呼び方は現代につけられたものである。お姫様カット、姫さまカット。 姫カットは、尼削ぎや振り分け髪と呼ばれていた伝統的な女性の髪型と、鬢削ぎの習慣を現代風にアレンジしたもので、とくに現代の姫カットに特徴的なぱっつん前髪は現代風のものである。前髪を額に垂れさせて目の上で切りそろえるスタイル(目刺し)は古くは女児のものであり、鬢削ぎを経た成人女性の髪型は振り分け髪にするのが通常だった。 内巻きのおかっぱのような少女らしいレトロな雰囲気と、西洋とはまた違ったお姫様らしい雰囲気が出るため、ゴシック・アンド・ロリータやロリータ・ファッションでは理想的な髪型として“縦ロール”とともに挙げられる。 == 由来 == この髪形のアレンジの元である尼削ぎは古くからあり、平安時代には女性の美の象徴が長い髪であり、まだその長い髪を育てるに至らない稚児の「目刺し」の状態をさしており(もっとも元は出家して剃髪した尼僧の髪型を指す)、清少納言はこの髪型(尼削ぎ)のうつくしさ・かわいらしさを枕草子に記している。 この髪型は女児の顔を大きくふくよかに丸く見せる効果がある事から喜ばれ、大正期にはすでに伝統的な髪型として定着したものとみられる。 一方で平安後期・鎌倉・室町中期には女性の成人儀式として「鬢削ぎ(びんそぎ)」が行われるようになり、女性が成人すると垂れ髪の鬢(サイド、耳にかかる部分)を短く切り揃える(削ぐ)ことから鬢削ぎと言われる。庶民の間でも広まり、流行した髪形のようである。 “姫カット”の由来としては、上記の“平安貴族の姫に似た髪形”という認識がもとであると思われる。また、似た髪型をした少女漫画のキャラクターの「姫子」が存在している。 実際の平安貴族の姫カットは額を出すのが常だが、ロリータ・ファッションでは厚い前髪をまっすぐに切り揃えるのが主流である(ぱっつん前髪)〔マーブルブックス「ロリータ衣装道楽」(ISBN 4123900860)〕。サイドをほほのラインまで短くカットしたアレンジでは1920年代に流行したモダンガールの髪型(ボブカット、ブルックスカット)も思わせる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「姫カット」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hime cut 」があります。 スポンサード リンク
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