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お座敷小唄(おざしきこうた)は、1964年、和田弘とマヒナスターズと松尾和子が発売したシングル。 本項では1965年に発売されたシングル「続お座敷小唄」についても記載する。 == 概要 == 1964年、和田弘とマヒナスターズが広島に巡業したとき、御大の和田弘がキャバレーのホステスが口ずさむこの曲を無断で採取、宿で寝ていた松平直樹を電話で呼び寄せて検討させた〔堀内敬三監修『歌謡の百年 第7巻 現代の歌』実業之日本社、1969年、34頁〕。和田らはドドンパのリズムに乗せてモダン化し、松尾和子を加えてレコーディング。作曲者不詳/寺岡真三編曲によって日本ビクター(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)より発売されると東京オリンピックをはさんで大ヒット、レコード売り上げは250万枚を記録した〔〔有馬敲『時代を生きる替歌・考』人文書院、2003年、201-204頁〕。なお当時発売されたシングルレコード(日本ビクター SV-77)のジャケットでは歌手名が「和田弘とマヒナ・スターズ、松平直樹、松尾和子」と記載されている。 「お座敷小唄」の歌詞は六番までだが、数多くの替歌が生まれた〔。また本曲の大流行により、他のレコード会社も「裏町小唄」「白雲小唄」「芸者小唄」「祇園エレジー」など似たようなレコードを売り出したが「お座敷小唄」の人気を超えることはなかった〔。別の替歌を「お座敷小唄」に流用した替歌もある。 「お座敷小唄」は陸奥明作曲「籠の鳥エレジー」(1954年)に酷似しているといわれたが、歌詞は替えられている〔。 1965年には埼玉県草加市の人物が自分が戦地で作ったものだとして和田とビクターを訴え、さらに広島市の人物も自作だと主張して訴訟に参加したが、横浜地裁は1967年4月27日にいずれの請求も棄却した。 のち、山梨県の詩人・小俣八郎(1914-90)の作った「吉田芸者小唄」がその原型であると認められ、1981年、藤山一郎の歌曲全集にも原作詞者として記載された〔小俣早苗『幻のお座敷小唄 ある詩人の生涯』日本文学館、2005年〕。 第一番の歌詞は、 *富士の高嶺に降る雪も京都先斗町に降る雪も雪に変わりはないじゃなし 溶けて流れりゃみな同じ といい、「ないじゃなし」が誤用だとされつつ、今も歌われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「お座敷小唄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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