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かがゆき型巡視艇(かがゆきがたじゅんしてい、)は、海上保安庁の巡視艇の船級。区分上はPC型、公称船型は30メートル型。 ネームシップが配置替えに伴って改名を繰り返していることから、かがゆき型巡視艇→はまゆき型巡視艇→はやぐも型巡視艇と名称が変遷してきた。 == 設計 == 本型は、1999年に発効した新日韓漁業協定を受けて、年々高速化する密漁漁船に対応できる高速巡視艇として建造された。このような要請から、先行するあそぎり型とほぼ同大の船体ながら、船質をアルミニウム合金製として軽量化をはかっている〔。高速でも動揺が少なく、機動性にも優れるとして現場の評判は良く、まず3隻が建造されたのち、平成18年度計画以降には、むらくも型の後継として大量建造されるようになった。 主機関としては、MTUフリードリヒスハーフェンのV型16気筒ディーゼルエンジンという点ではあそぎり型と同様であり、出力も同程度であるが、新世代のMTU 16V4000 M70(2,600馬力 / 1,940 rpm)が搭載された。また推進器をウォータージェット推進とすることで舵が不要となり、水中抵抗の低減に益している。これにより、最大速力は36ノットに引き上げられた〔。またTBSが制作したドキュメンタリー番組「スパモク!!」では、壱岐海上保安署に所属する巡視艇「いきぐも」が対馬沖の玄界灘において韓国籍の密航船を追跡した際、公称を4ノット上回る時速40ノットで高速航行を行った映像が配信された。 兵装としては、当初は従来の30メートル型PCと同じく、船首甲板に機側操作の13mm単装機銃(ブローニングM2重機関銃)を備えていた。その後、平成18年度に建造が再開されたあとの艇では、13mm多銃身機銃(GAU-19)の単装マウントに変更されたが、これは操舵室上の赤外線捜索監視装置との連接によって目標追尾型遠隔操縦機能(RFS)を備えている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「かがゆき型巡視艇」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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