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『水戸黄門外伝 かげろう忍法帖』(みとこうもんがいでん かげろうにんぽうちょう)は、1995年5月22日から9月4日までTBS系列の「ナショナル劇場(後にパナソニック ドラマシアター→現在の月曜ミステリーシアター)」枠で放送された日本のテレビドラマ。 2005年12月にタキコーポレーションよりDVD-BOXが発売された。 == 概要 == お馴染み『水戸黄門』の登場人物の一人であるくノ一・かげろうお銀を主役に配した水戸黄門唯一のスピンオフ作品。本編の第23部と第24部の橋渡し的なストーリーであるが、あくまでも「外伝」であり『水戸黄門』本編のシリーズナンバーにはカウントされていない。第1話では当時の水戸光圀役・佐野浅夫ら、『水戸黄門』本編の人物が登場しており、パラレルワールド的な演出がなされている。 かげろうお銀は本編で毎回のように入浴シーンがあったことで知られるが本作でもその路線は健在であり、お銀や配下のくノ一たちがお色気で悪党を陥れるシーンが本作の売りになっている。テレビ時代劇としては映像面に趣向を凝らしており、忍法を使うシーンではCGやモーフィングを駆使した派手な演出が多用されている。オープニング(ブラックバックに白い紙吹雪を散らすもの)でも彼女らの忍術シーンが登場する。 本作は『水戸黄門』本編のように一つの旅程を連続して追う形式にはなっておらず、各エピソードは独立しており特に信濃国を舞台とするエピソードが全16話中4話と多い点も特徴である。 本作で『水戸黄門』本編の印籠に相当するのは光圀の直筆書状で、事件のクライマックスにお銀が大名や城代家老・奉行らの寝所に参じて書状を見せ、悪事の証拠を提示して悪党への裁きを求めるというものになっている。 『水戸黄門』の勧善懲悪路線を引き継いだ作品ではあるが、『水戸黄門』本編とは異なり、悪人を成敗する立場である主人公側の登場人物達が、悪事の調査中に悪人を始末(暗殺)することもあった。これは『水戸黄門』において、悪事の証拠が存在しない、あるいは悪事の証拠を隠滅するなどした悪人に対しては主役の光圀自身が証言者となって相手の悪事を証明するといったストーリー展開を行うことが可能であったのに対し、劇中で世間的には自身の正体を秘匿しなければならない公儀隠密のお銀を主役に配した場合、『水戸黄門』と同様のストーリー展開を行うことに限度があった為と考えられる。作中で始末される悪人は基本的に悪事の証拠が存在しない悪人、もしくは悪人に雇われた影の存在である忍びの者等に限られており、悪事の証拠が存在する場合はお銀が悪人の上位にあたる大名や城代家老・奉行に証拠を提示してその後の裁きを委ねており、悪人を始末するのはあくまで最低限に留められていた。 劇中で悪人が所持している証書等に「元禄十年」と記載されていることが何度かあり、劇中の時間設定は元禄10年であると考えられる。なお、第1話の冒頭でお銀が「10年振りに故郷に帰る」と発言しており、この時点でお銀が初登場した『水戸黄門』第16部から約10年の時間経過があるものと考えられる。 1990年にオフィス・ヘンミが制作した前哨戦的作品『女忍かげろう組』から設定・BGM等を流用している。なお、山田風太郎の小説『かげろう忍法帖』とは無関係である。 CS放送では2010年にホームドラマチャンネルで放送されたのちに、2011年にTBSチャンネルで放送された。また、2012年3月28日から4月30日まではBS-TBSでも放送され、2014年10月23日から11月20日の間に再び放送された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水戸黄門外伝 かげろう忍法帖」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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