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かご屋 ( リダイレクト:駕籠 ) : ウィキペディア日本語版
駕籠[かご]

駕籠(かご)は、人を乗せて人力で運ぶ乗り物のこと。人が座る部分を一本の棒に吊し、複数人で棒を前後から担いで運ぶ。

== 概要 ==
人が座る部分は、竹製の簡易な状のものや(これが駕籠の語源でもある)、木製の箱状のものなどである。英語ではpalanquinが当てられる。また引き戸がついているものは特に乗物と呼んだ。三人一組(一人は交替要員)で担ぐ場合を三枚肩(さんまいがた)、四人一組(一つの駕籠を四人同時に担ぐか、二人で担いで残りは交替要員)で担ぐものを四枚肩(しまいがた)と呼んだ。さらに八人で交替に担ぐものは、八枚肩(はちまいがた)、あるいは八人肩(はちにんがた)と呼ばれた。
同様に人力で人を運ぶ輿(こし)は、2本以上の棒の上に人が乗る台を載せたものである。
江戸時代まではよく使われたが、明治時代に入ると急速に人力車に取って代わられていき、明治5年(1872年)までには交通・運送手段としての役割を終えてほぼ姿を消した(仙人峠のように人力車の入れない山道では存続した例もわずかにある)。今日では交通手段としては全く使われていないが、駕籠に乗る体験ができる施設等もある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「駕籠」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kago 」があります。




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