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かねまん かねまんは、東京都中央区日本橋人形町のふぐ日本料理店である。店名は「可彌滿」と漢字を当てて書かれたこともある〔「河豚で中毒」『読売新聞』昭和14年2月21日付第二夕刊2面。〕。 == 概要 == 明治13年(1880年)〔『中央区年表 明治文化篇』東京都中央区立京橋図書館、1966年、65ページ。〕、富山県出身の初代により創業〔中谷金一郎(編著)『100円からの東京たべあるき』北辰堂、1959年、113ページ。〕。日本橋人形町にて東京で最初のふぐ料理の認可を受けた店。下関直送のとらふぐを用い、初代中田一松から続く手作りの「ポンズ」と唐揚げタレ(つけ地)を用いている。 人形町は谷崎潤一郎が幼少期を過ごした場所であり、谷崎は1958年4月に著した「ふるさと」の中でかねまんに言及している〔谷崎潤一郎「ふるさと」『中央公論』第73巻第6号、1958年6月、161ページ。〕。また戦前の一時期、兜町で株屋に勤めていた池波正太郎もよく来店していたが、戦後の文章では「味はまったく変ってしまった」と書いている〔池波正太郎「江戸切繪圖散歩 第五回 日本橋」『小説新潮』第42巻第5号、1988年5月、52-57ページ。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「かねまん」の詳細全文を読む
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