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特定非営利活動法人かものはしプロジェクト(とくていひえいりかつどうほうじんかものはしぷろじぇくと)は、児童買春問題の解決をミッションに掲げる特定非営利活動法人〔駒崎弘樹 『「社会を変える」を仕事にする-社会起業家という生き方』 英治出版、2007年、244頁〕。2002年(平成14年)7月18日に任意団体として設立、2004年(平成16年)9月22日に法人格を取得した〔NPO法人かものはしプロジェクト公式ホームページ 沿革 より〕。 農村の貧困が児童買春の一因であるとの考えから、職業訓練と雇用の場の創出を通じて親や子どもたちの経済的な自立を目指している〔岡安大地「地域密着 女性が目指す 社会起業家」『読売新聞』2007年2月22日付夕刊、第2版、13面〕〔〔「かものはしプロジェクト(特集「社会企業家」全仕事-あなたにもできる世直しビジネス)」『週刊ダイヤモンド』4273号(2009年4月11日号)、ダイヤモンド社、2009年、53頁〕。 青木健太・村田早耶香・本木恵介の3名が共同代表を務める〔今一生 『社会企業家に学べ』 アスキー・メディアワークス〈アスキー新書〉、2008年、170頁〕。 == 概要 == 2002年(平成14年)7月、東南アジアの児童買春問題を啓発する活動を続けていたフェリス女学院大学の学生村田早耶香と、持続可能なビジネスモデルによって社会問題を解決する事業を起こしたいと考えていた東京大学の学生の青木健太・本木恵介の大学生3名によって任意団体として発足した〔。同年9月にタイ、11月にカンボジアの現地調査を行った結果、より被害が深刻なカンボジアを拠点に活動している〔。2004年(平成16年)9月に特定非営利活動法人の法人格を取得した〔。 当初はプノンペンなど都市部の施設で、買春被害にあって傷ついた少女などを対象にパソコン教室などを通じてITスキルを身につけ自立することを支援してきたが、2007年(平成19年)からは児童買春問題の原因は農村部の貧しさにあるとの認識から、活動の軸足を農村部に移した〔今 2008年 180頁〕。その過程で、農村と都市部のどちらに比重を置くかでスタッフ間で団体分裂すら危ぶまれるほどの意見対立もあったという〔。最終的には全員の合意の下で農村支援が始まり、現在は、農村で暮らす人びとに対して職業訓練と雇用の場を提供する「コミュニティファクトリー事業」が活動の中心になっている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「かものはしプロジェクト」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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