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がめつい
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がめつい ( リダイレクト:がめつい奴 ) : ウィキペディア日本語版 | がめつい奴[がめついやつ] 『がめつい奴』(がめついやつ)は、菊田一夫作の戯曲、またそれを原作にした映画、テレビドラマである。1959年度の芸術祭主催公演用に書き下ろされた。戦後の演劇史においては初めてとなるロングラン公演となり、その記録は後に劇団四季が『キャッツ』を公演するまで破られることはなかった。 == 作品解説 == 1950年代半ばの大阪の釜ヶ崎で暮らす人々を描いた4幕6場からなる長編の戯曲で、全編を通して関西弁を用いて描かれている。一般社会との経済的な格差を実感し、人並みの生活を送りたいと奮闘する登場人物の描写が、日本版『どん底』だと評されることもある〔『日本文芸鑑賞事典 18』 338頁。〕。 1959年10月5日から翌年の1960年7月17日まで芸術座で公演を行い、主人公のお鹿婆さんを演じた三益愛子と、その婆さんに引き取られた戦災孤児役の中山千夏のとぼけた子役ぶりに人気が集中した〔『戦後芸能史物語』 167頁。〕。この作品で三益は1959年度の芸術祭文部大臣賞とテアトロン賞を受賞し、主人公の敵役といえる彦八役を演じた榎本健一もテアトロン賞を受賞した。また、作者の菊田も菊池寛賞を受賞した。 芸術座での公演を終えた後は地方都市での公演が行われ、1960年9月には梅田コマ劇場、10月に名古屋名鉄ホールでそれぞれ公演された。さらに九州の数か所の都市でも再演された。また、1960年には映画化され、千葉泰樹が監督を務めた。舞台や映画同様に三益を主役にしたテレビドラマ化もされていて、1964年12月には日本テレビで単発のドラマが放映され、フジテレビ系列でも1970年9月から12月まで連続ドラマが放映された〔『映画・テレビドラマ原作文芸データブック』 116頁。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「がめつい奴」の詳細全文を読む
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