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きだ みのる(本名・山田吉彦、1895年(明治28年)1月11日 - 1975年(昭和50年)7月25日) は、鹿児島県奄美大島出身の小説家、翻訳者。代表作『気違い部落』シリーズは映画化もされた〔川本三郎・筒井清忠『日本映画 隠れた名作 昭和30年代前後』(中公選書、2014年)で川本は「あれはぜったいにテレビの放映は無理ですね。…あれは気の毒な映画ですよ」と語っている。〕。 == 人物 == 若年期のきだは転居、家出、旅を多くした。アテネ・フランセ創設者のジョセフ・コットに身近く薫陶を受け、後には仏語教師として自らもアテネ・フランセの教壇に立つなどした。開成中学 - 慶應義塾大学中退後にパリ留学。ソルボンヌ(パリ大学)で文化人類学者マルセル・モースに師事し社会学・人類学を学ぶ。 帰国後は戦中戦後の長期に亘り、東京恩方村〔童謡「夕焼け小焼け」の作詞者、中村雨虹の出身地。〕の廃寺に20年間くらい、こもるようにして暮らした。1948年(昭和23年)『気違い部落周游紀行』で第2回毎日出版文化賞を受賞。1950年代に入ってからは日本のみならず世界各地を渡り多くの文章を著した。 恩方村の地元では「気違い」扱いへの反撥が激しく、きだに鎌を振りかざして寺からの立ち退きを迫った〔『朝日新聞』東京北部版、1996年4月初頭「恩方の春」〕。1955年、八王子市の市議選挙に立候補した際、きだは得票数23で最下位落選した〔。 子が幾人かあったがそのうちの女児ひとりを養子縁組し引取り養育したのが三好京三夫妻で、この実体験が「子育てごっこ」に著された。 「気違い」「部落」が共に差別語とされるため、NHKの訃報では代表作の名を伝えることができず、「東京都下に住みその体験をもとにした作品は有名です」とだけ報じられた〔江上茂『差別用語を見直す』p.85-86〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「きだみのる」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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