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くま型巡視船()は、海上保安庁が運用していた巡視船の船級。分類上はPS型、公称船型は270トン型。 == 来歴 == 1948年5月1日、連合国軍占領下の日本において洋上警備・救難および交通の維持を担当する文民組織として、当時の運輸省(現在の国土交通省)外局として海上保安庁が設立された。設立当初の海上保安庁が有する船艇は、いずれも第二次世界大戦の生き残りや戦時中に急造されたものであり、小型巡視船(PS)としては、第一号型駆潜特務艇を転用したASC型や飛行機救難船・曳船を転用したARB型が用いられていた〔〔。 その後、創設翌年の昭和24年度より、海上保安庁は新造船艇の建造に着手した。海上保安庁としては、勢力不十分だった大型巡視船(PL)および中型巡視船(PM)の整備に重点を置く方針であったが、1949年12月、連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ/SCAP) より、PL・PMの配備が困難な基地への配備を想定して、アメリカ沿岸警備隊のをタイプシップとした小型巡視船を建造するよう指示があった。これに基づいて建造されたのが本型である〔。 GHQの勧告では、アクティブ級をそのまま引き写したような240トン型とされており、まず浦賀船渠によって検討が進められた。しかし1950年2月の海上保安庁船舶設計審議会において、このような小型船で、日本近海の海況のなかで警備救難の任を果たしうるか疑義が呈されたことから、更に検討が重ねられ、最終的に、わずかに船型を拡大した270トン型として建造されることになった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「くま型巡視船」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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