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くらもち ふさこ(本名:倉持房子、1955年5月14日 - )は日本の漫画家。 主に1980年代を中心に少女まんがの日常心理の表現技法に影響を残した人物。 == 作家活動 == 東京都渋谷区出身。武蔵野美術大学中退。愛称はふーちゃんで、三原順「はみだしっ子」にくらもちふさこがモデルであるフーちゃんが登場する。美内すずえのアシスタントをしていたことがある。 デビュー前までの少女漫画といえば、舞台が外国とか夢物語のような恋愛、あるいは栄光を目指す根性ものやその他、どこかで一般少女の日常のバランスを離れていくイメージが多かった。しかし、1970年代りぼんで陸奥A子などの乙女チックまんがといわれるふつうの女の子の身近な叙情感覚を重視する分野が大きな人気を持った。 これと並行して作家として成長したくらもちふさこの作品は、ごく初期の主人公が気弱ながら心をつなげていったり、身近の心理をテーマに展開し、以後もそんな心理描写を中心とした作風を進めている。ストーリーはゆっくりした歩みの中で心理的に読みが深まっていく傾向がある。 初期を中心にミュージシャンなどの芸能ものもあるが、それもほとんど、社会的成功・根性ものとしてでなく、ファン視点など気持ちの交流の話として描かれている。1970年代後期から1980年代中期ごろまでの彼女の作品は、コマ割りの呼吸のような表現と描線による内面描写が大きく発達した時期で、少女漫画の少女まんがらしい表現技法にとって大きな貢献といえる。これは、りぼんでの乙女チックと言われたものより広範な表現を含む。以後も作風は微妙に発展し続ける。 作品を掲載していた集英社『別冊マーガレット』では、1970年代後半にデビューした多田かおる・いくえみ綾などにとどまらず、1990年代には紡木たくと双璧をなす影響を後進に与えている。 1990年代に入ってからは、より挑戦的な作品を発表するようになり、1990年半ばからは活躍の場を『別冊マーガレット』から『コーラス』に移している。そんな中で生まれたのが代表作「天然コケッコー」である。エピソードを積み重ねる演出、直接には表現せず絵から想像させる技法など、一種凝った心理描写を得意とする。 2012年現在、『コーラス』から改題した『Cocohana』で活躍中。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「くらもちふさこ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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