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どんどん焼き(どんどんやき)は、路上での飲食に適した形態の小麦粉を主体とする日本の焼き物料理であり、もんじゃ焼きをルーツとしてお好み焼きの祖となった料理である。 == 概要 == どんどん焼きはもんじゃ焼きが変化したものである〔どんどん焼き (日清製粉)〕〔お好み焼き物語 (どんどん亭)(2008年4月19日時点のアーカイブ)〕。名称は、同商品を売る屋台が「どんどん」と太鼓を鳴らしていたことから、あるいは、作るそばから「どんどん」売れたことから名付けられたとされる〔『お好み焼き』の仲間・関東編 (財団法人製粉振興会)〕。 1931年(昭和6年)頃、東京の屋台や縁日で「どんどん焼き」が評判になった〔。その後、昭和前期頃までは東京・下町界隈などでもよく見られた。作家・池波正太郎は少年時代に東京浅草在住で、どんどん焼きを実際に多く食べ、その思い出や商品内容を多くの著作に書いている。それら著作によると、当時の商品内容は現在の関西風お好み焼きに近い物や焼きそば等の他、食パンを三角形に切ったものへ卵を入れて溶いた小麦粉を塗って焼きウスターソースをかけた「パンカツ」、溶いた小麦粉を小判形にのばした上に牛・豚の生肉薄切りをのせて再度小麦粉を振り乾かないうちにパン粉をかけて両面を焼いた「カツレツ」、溶いた小麦粉を細長く伸ばして豆餅と餡をのせて巻き込んで焼き黒蜜をかける「おしる粉」など、今では余り見られなくなったメニューも多く存在した。また子供のオヤツとしてだけでなく、酒の肴や惣菜として大人も買っていく事が多かったとの事である。池波は自身で店番を買って出たりオリジナルメニューを考案するなど入れあげ、「将来どんどん焼き屋になろう」と本気で考えたが、周囲の反対で実現しなかった。現在、東京では既に廃れているものの、東北地方の一部などに食文化として残っている〔。 円形で供されるものとして岩手県の「薄焼き」「どんどん焼き」があり、半月形で供されるものとして宮城県仙台市の「どんどん焼き」「お好み焼き」、富山県東部の「どんどん焼き」がある。割り箸に巻きつけて供されるものとして、山形県内陸部の「どんどん焼き」、宮城県仙台市の「くるくるお好み焼き」がある。なお、大阪府以西の「はしまき」は材料や割り箸に巻くなど類似点があるため、参考として一覧に含めた。うえやまとちの漫画『クッキングパパ』第11巻の「巻いて巻いてお好みバー」では、「お好みバー」との名称で「はしまき」が登場した〔「食べ物新日本奇行」おかわり編 第8回 たこ焼き・お好み鉄板系(その5) (日本経済新聞電子版)〕。 また、菓道(茨城県)が、どんどん焼きという名称の駄菓子の商品を販売している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「どんどん焼き」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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