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『ぐりとぐら』は、中川李枝子(作)・山脇百合子(絵)による子供向け絵本のシリーズ。双子〔『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』16頁、197-198頁。〕の野ねずみ、「ぐり」と「ぐら」を主人公とする物語。福音館書店から単行本が出版されており、2015年現在、シリーズ累計発行部数は関連書籍も合わせると2,490万部を超える〔ぐりとぐらの世界ぐるり 女子組読者と美術館へ 朝日新聞 河合真美江 2015年5月1日〕。シリーズ1作目の『ぐりとぐら』は、2015年の時点では472万部発行されている〔。 == 出版 == 『母の友』1963年6月号に掲載した幼児向け読み物『たまご』を原型として〔『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』58-64頁。〕、同年12月1日に『こどものとも』93号で『ぐりとぐら』の標題で発表した。既に『いやいやえん』で名声を確立していた中川・山脇姉妹による初めての絵本作品は評判になり、たちまちベストセラーとなった〔『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』68-69頁。〕。それ以来、世代を越えて世界各国で親しまれている。1967年の英語版が最初の翻訳本である。2001年までに英語、デンマーク語、エスペラント、中国語、朝鮮語、フランス語、タイ語、オランダ語、クメール語、スペイン語の10言語に翻訳された〔『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』124-127頁。〕〔“Guri Y Gura Aprenden a Nadar", Ediciones Ekare; 1 edition (June 2001)〕。 第一作となる『ぐりとぐら』は、二匹が見つけた大きなたまごから、大きなかすてらを作るというストーリーである。しばしば「ぐり」と「ぐら」の作るカステラが、ホットケーキと誤解される〔『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて。』20頁。〕。第1作『ぐりとぐら』の執筆当時、中川李枝子が勤めていた保育園ではホットケーキが登場する『ちびくろ・さんぼ』が子供たちに人気だったことから、ホットケーキより美味しいものということでカステラを登場させた〔『MOE』2013年4月号、8頁、14頁。〕。 シンプルな絵とストーリーが特徴であり、背景も細々したものは省かれている。これにより他に気をとられることなく「ぐり」と「ぐら」の行動に集中することができる。シンプルな作画はシリーズを通じて踏襲されている。 2003年には、19年ぶりの本編第7作として『ぐりとぐらとすみれちゃん』が発表された。本作に登場する「すみれちゃん」は、脳腫瘍により4歳で亡くなった実在の女の子・福士すみれをモデルにしている。『朝日新聞』2000年4月19日付記事に、モデルとなった福士すみれの記事が掲載されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ぐりとぐら」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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