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巻蒸
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けんちんは、中国の精進料理に由来する料理、菓子の名。各地でさまざまな食品群の呼称に使われている。漢字の表記は一定ではない。 巻繊、巻煎 * 普茶料理のひとつ - 根菜類、シイタケ、麩を繊切りにし、油と醤油で炒め、栗、青菜などとともに油揚げで巻いて揚げた料理〔奥村繁次郎著、『実用家庭支那料理法』pp240-241、東京・盛林堂、1912年〕。 * 野菜と豆腐を油で煎って、あんかけにした精進料理。長崎県壱岐島ではけんちょんという。 * 豆腐と野菜の炒りつけ - 鹿児島県屋久島、山口県見島 * きんぴら - 愛知県知多郡では、けんちゃんといい、根菜類の皮だけで作る法事料理。 * 根菜の雑炊 - 静岡県庵原郡 * 煮物、煮込み - けんちゃ。愛媛県 巻蒸 * 長崎けんちん。卓袱料理のひとつ。 - もやしや煮た野菜を小麦粉のクレープ巻き、または、湯葉巻きにして、蒸す料理。油で揚げたもの〔奥村繁次郎著、『実用家庭支那料理法』pp236、東京・盛林堂、1912年〕や、イセエビと野菜を使い、薄焼き卵巻きにして揚げたものもある〔奥村繁次郎著、『実用家庭支那料理法』pp239、東京・盛林堂、1912年〕。 * 大分県中津市の葛粉、キクラゲなどを使った蒸し菓子。 * 花捲 - 中国のマントウ、蒸しパンの一種。江蘇省丹陽市でチューチェンと発音し、夏至に油や砂糖をつけて食べる〔蔡国璐編、『丹陽方言詞典』p53、江蘇教育出版社、南京、1995年〕。 けんちんなますの略 - けんちゃんなますともいう * ダイコンやニンジンの油炒め、きんぴらの類。(千葉県、鹿児島県) * 油で炒めた豆腐を大根下ろしで煮て、ニンジンの細切り、葱、酢などを加えた料理。(青森県三戸郡) * 三杯酢 - 三重県志摩郡 けんちん汁の略 - けんちゃん、けんちょん、けんちょうという地域もある。 * 炒めたせん切りの根菜類と豆腐で作る汁物 * 炒めたせん切りの根菜類で作る汁物 * たぬき汁 - けんちゃんじる。熊本県 けんちん巻の略 * 豆腐をひじき、千切りの人参や昆布などと混ぜ、砂糖、醤油、塩などで味付けし、湯葉で巻いた物。伊達巻を模している。長野県北部地方のおせち素材。元は善光寺の精進料理。 == 参考文献、脚注 == * 尚学図書編、『日本方言大辞典』p834、小学館、1989年、ISBN 4-09-508201-1 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「けんちん」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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