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小意気 小粋
こいき(小粋)とは、日本たばこ産業が製造し、日本たばこアイメックス株式会社が販売している、煙管(きせる)用の刻みタバコの銘柄である。 == 概要 == 煙管用の刻みたばこは、たばこ専売化以降も製造が続けられてきたが、需要の減少に伴い銘柄の廃止が行われ、1979年(昭和54年)の「ききょう」販売終了をもって国内製造品は消滅した。その後、旧来からの愛好者や歌舞伎を始めとする伝統芸能従事者からの刻みタバコの供給要望が強かった事から、日本専売公社(当時)は急遽マカオからの輸入品である「山吹」を流通させて需要に応えようとしたものの、刻みの細さや葉の喫味などの面で「ききょう」には及ばなかったとされており、伝統的な喫煙方法である煙管に使用する商品に国内製品を望む声もあり、1985年(昭和60年)に当銘柄が販売された。しばらくは「山吹」も平行して販売されていたが2000年代中期に廃止となり、一時期は国産の煙管向けとしては唯一の製品であった。2011年(平成23年)3月以降はベルギーからの輸入品である宝船が競合銘柄として登場しているが、依然刻みの細さでは世界的にも抜きん出たレベルを持っている。 煙管向けとして、たばこ葉は通常の紙巻きたばこなどのそれとは異なり、髪の毛の細さ(0.1ミリメートル)に細く刻まれており、これが紙封の上で箱詰めになっている。使用している葉は国内産。本銘柄の製造には明治中期に考案された刻みタバコ製造機械「酒井式細刻機」〔3.日本に喫煙風習が根付いた江戸時代、極細の細刻みたばことキセルが大流行!? - JTたばこワールド 〕が使用されており、江戸時代の手刻み包丁による製法以来続く、日本の伝統的な刻みタバコの形態を現在に伝えるものとなっている。 箱に「小粋」と表記されているため、一般に漢字で表記されることが多いが、日本たばこ産業における正式名称はひらがな表記で「こいき」としている。 こいきは、松川葉・達磨葉・出水葉・指宿葉・水府葉の全5種の煙草葉によるブレンドを以って生成される。2012年11月には、そのうちの松川葉のみを使用した単種 (純正)の「小粋 松川刻」が数量限定生産で発売された。その後、現在までに達磨葉のみの単種 「小粋 達磨刻」、出水葉のみの単種「小粋 出水刻」 が同じく数量限定生産で発売されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「こいき」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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