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こませ網漁(こませあみりょう、Stownet Fishery)とは、漁網を用いて行われる網漁法の一つで、潮流に乗って回遊する魚類(イカナゴ、フグなど)を網口の両端を錨で固定した袋網で待ちうけ、採捕する漁法である。潮流が早い瀬戸内海において古くから行われている。 「込瀬網漁」と書く。網漁全体の類型においては、敷網漁 (Blanket Net Fishery) の中の袋待網漁の一つに区分される〔漁業法制度上では、こませ網漁は、第二種共同漁業を内容とする共同漁業権(漁業法第6条)、および知事許可漁業(同法65条第1項、水産資源保護法第4条第1項にもとづく都道府県漁業調整規則)の対象となっている。金田、1995年、3-6頁。〕。 == 概要 == 方法としては二隻の漁船(親船と子船)で操作するが、漁具の積み込みと操業方法の違いにより、一隻投網法と二隻投網法に分けられる。 いずれも二隻の船によって「Y」の字の上半分の「V」(袖網の部分)が潮上に向かって開くように、その袖網の両端を錨で固定する。「Y」の下半分の「I」(袋網の部分)は潮下を向くように投入され、潮の流れに乗った魚群が入るのを待つ。袖網と袋網には浮き樽が結びつけられ、海面に浮かぶ樽の状態から、漁業者は網の様子を知ることができるようになっている〔金田 1995年、60-61頁、同、2005年、262-265頁。〕。 約6時間毎に転流する潮流を利用しており、潮流が転流して間もなく投網し、次の転流まで約6時間施網したままで操業する(この潮の転流を利用する点で、定置網漁とは異なる)。転流直前に揚網することで、乗網してきた魚群を文字通り一網打尽にする。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「こませ網漁」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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