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こわれがめ
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こわれがめ
「こわれがめ」(''Der zerbrochne Krug'')は、クライストによる一幕物の喜劇。1806年成立。 == 梗概 == オランダ、ユトレヒト近郊の小村が舞台。ここの裁判官で好色家のアダムは、ある日村娘のエーフェのもとに夜這いをかけに行くが、彼女の恋人ルーブレヒトと鉢合わせになりかかって逃げ出し、その際に甕を壊していってしまう。その翌日、娘の母親である未亡人が、自家の大切な甕を壊したといってルーブレヒトを訴えにやってくる。アダムは自分自身が真犯人である一件を裁かねばならなくなり、なんとか罪を他者になすりつけようと躍起になるが、次々と状況証拠が出てきて、しだいに誰の目にもアダムが犯人であるということが明らかになってゆく。 クライストは本作に付けられた(印刷はされなかった)序文でオイディプス王に触れており、意図的にソフォクレスの『オイディプス王』の手法で喜劇を書いたものであることが伺える。登場人物の名前は、罪を犯す裁判官の名がアーダム(ドイツ語でアダム)、罪の元となる女性がエーフェ(同イブ)、事件の真相に光をあてる書記の名がリヒト(光)というふうに、象徴的な命名がなされている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「こわれがめ」の詳細全文を読む
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