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『こんな恋のはなし』(こんなこいのはなし)は、1997年7月3日から同年9月18日まで、フジテレビ系列の木曜劇場で放送された連続テレビドラマ。全12回。 関連商品として本作を小説化した書籍が発売された。2013年現在、映像ソフト化は行われていない。 == ストーリー == 余命3ヶ月と宣告された大金持ちの原島修一郎(真田広之)が大貧乏人の下平孝之助(玉置浩二)と出会うことから、残りの人生を大きく変化させていく(金しか信じなかった男がやがて愛や友情に目覚めていく)過程を描く。 原島エンタープライズの会長原島修一郎は自分の病気をマスコミから隠すため友人の小さな診療所に通っていた。 ある日そこで診察料の足りない孝之助に30円貸したことがきっかけで、原島の素性を知らない孝之助たちの行きつけの店「日の出食堂」に招待される。しかしそこは原島が計画していた再開発地域にあたっていた。工場やアパートの取り壊しの話が進む中、原島のもとに乗り込んでいった工場の社長が病気で死んでしまう。怒った孝之助も原島のもとに乗り込むのだが…。 原島の正体を知ってもまだ彼を信用する孝之助だったが、原島が坂井(佐藤B作)に反対運動を止めれば工場の従業員のうち10人の再就職を世話すると言ったことを聞かされ、また原島の部下と名乗る男から香織(松嶋菜々子)が手切れ金を渡されようとしたこと(お金は香織が突き返している。)を知り原島と絶交する。 そして香織のことを心配する孝之助は原島に「香織には二度と近づくな!」と言い放つのだった。しかし手切れ金は原島の知らないところで水越(勝部演之)が行ったことであった。 ちなみに大物政治家水越は原島の財力を当てにして娘麻耶子(戸田菜穂)を原島に嫁がせようとしていた。 そして「彼女(香織)に一言言いたかった」とアパートを訪ねた原島が、孝之助の目の前で突然倒れてしまう。 担ぎ込んだ診療所で原島の余命を偶然知ってしまった孝之助は原島の生き方に理解を示すようになる。 一方原島はアパートの住民たちに説明会を開き、新しくできるマンションを低家賃で住民たちに提供すると発言をする。 職を失った孝之助たちは工事現場で働いていたが、過労で孝之助が倒れてしまう。病院に駆けつけたアパートの住民たちの前で原島は「あなたたちを守る」と約束し、孝之助の「俺たち仲間なんだな!」の言葉に深くうなずくのだった。 そして原島は再開発計画を見直そうして五十嵐部長(郷田ほづみ)に指示を出すが、新しい開発計画ができた矢先、原島の心変わりを知った堂本部長(羽場裕一)らは病気を理由に原島を会長の座から解任してしまう。 全てを失った原島だが最後の力を振り絞り、秘書の平間(斎藤陽子)や五十嵐部長とともに麻耶子の協力を得て堂本の握る収賄の(原島グループの過去の不正をデータに収めた)パスワードを手に入れ、自ら出頭して堂本らの企みを阻止することに成功する。 そして出所してきた原島を出迎えたのは孝之助らアパートの住民たちであった。 しかし、ドラマの中心はタイトルにあるように原島と香織の恋愛模様にあるわけで、香織は原島の正体を中畑(近藤芳正)が植木屋の社長(実は原島)から借りたお金250万の一部を返すため晋平(三觜要介)と遊園地に行ったときに知ってしまうのだが、それでも彼を慕うようになる。 香織は原島のことで姉美紗緒(高樹沙耶)と口論になり家を飛び出しディスプレーの前で彼が現れるのを密かに期待していた。 そこに原島が現れ二人は海辺にドライブして朝まで語り合う。しかし香織の朝帰りを心配していた孝之助はそんな原島を殴ってしまう。香織は泣きながら原島のことをかばうのだった。 ある日、香織が担当する原島デパートのディスプレーから小火が出る。辞職を覚悟した香織だったが原島が原因がタバコの火であることを突き止める。そして香織に謝罪した原島が香織の目の前で倒れてしまう。 原島を自宅に連れ帰った香織は一晩原島の看病をするのだった。 原島の開いた説明会で原島の正体を知ってしまった中畑たちは激怒するが、なだめる孝之助の前で香織は「あの人はそんな人じゃない。あの人のことが好きだから!」と訴える。 そして原島の余命を知った香織は「あなたが好きです!」と告白し、「3ヶ月でも他の人の一生分幸せになって欲しい」と願い、会長の座を失った失意の原島に香織は「私があなたを守ってあげる!」と彼を愛しむのだった。 そんな香織を勝気な美紗緒(最終回で孝之助と結婚する。)は反対し心配しながらも見守るのだった。 はじめは孝之助たちの工場を閉鎖に追い込み、アパートの住民たちを退去させようとした原島にもかかわらず、彼の真の優しさを理解して、麻耶子という婚約者のいる原島に、惹かれまいとしながらも惹かれていく香織の姿や、後半では原島の余命を知りながらも彼をひたむきに愛していく香織の姿が印象的な作品である。 また、自分の寿命を知った原島が、香織を傷つけまいとして、彼女の愛を拒み続ける切ない男心も印象に残る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「こんな恋のはなし」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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