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さしま茶(さしまちゃ)は、茨城県南西部を中心に生産されている日本茶である。 == 歴史・概要 == 茶の生産地としては北に位置し(日本最北限生産地は新潟県村上市、また経済的栽培の北限は茨城県とされている。)、猿島台地の一角に所在、土壌は火山灰性洪積台地となっている。気候は夏は暑く、冬は冷え込み、土壌は肥沃なため厚みのある茶葉ができる。このため製茶すると濃厚な味と香りがあり、蒸気を強めに与えて揉み上げられた深蒸し茶がさしま茶の主流となっている〔「さしま茶の特徴」 - 境町茶生産組合〕。2008年(平成20年)現在、栽培面積106ha・茶葉生産量649t・荒茶生産量138tとなっている。さしま茶の生産地は猿島郡境町・古河市・坂東市・常総市・結城郡八千代町である。また、以前は漢字表記の「猿島茶」と平仮名表記の「さしま茶」とが並存していたが、2009年(平成21年)2月25日のさしま茶協会の設立に併せ「さしま茶」の表記に統一された。生産の歴史は江戸時代の初期が始まりと伝えられており、1611年(慶長16年)の茶検地帳に栽培の記述が確認されている。江戸時代になり、それまでの乱世から太平の世になると喫茶の習慣が広がり、茶の栽培に適した下総国猿島郡付近にて自然発生的に茶の生産が始められてきたとみられている。また関宿藩は1644年(正保元年)より1673年(寛文13年)までの期間、領内に茶栽培を奨励・増産し、水運にて流通をさせた。しかしながら茶の年貢(茶永)は米をはじめ他の畑作物よりも高かった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「さしま茶」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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