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『さびしんぼう』は、1985年公開の日本映画。 瀬戸内の尾道を舞台に少年の恋をノスタルジックに描いた作品である。主人公を監督の分身として描き〔磯田勉「富田靖子 グッドバイさびしんぼう ある女優の軌跡」『別冊映画秘宝VOL.2 アイドル映画30年史』洋泉社、2003年〕、監督の自伝的色彩が強いといわれる。全編に、ショパンの『別れの曲』が流れる。 “尾道三部作”のひとつ。ポスターには、「尾道三部作 完結編」と記された〔モリタタダシ「ノスタルジーを喚起させる装置・尾道」『別冊映画秘宝VOL.2 アイドル映画30年史』洋泉社、2003年。〕。 ==概要== 『さびしんぼう』という言葉は、大林監督の造語である〔キネマ旬報、1985年4月下旬号、p.67〕。広島弁で腕白小僧、悪ガキを意味する"がんぼう"に対する女の子の呼び名がないので『さびしんぼう』というのを考えたという〔。子供の頃から使っている言葉で、8mmにもシナリオにも『さびしんぼう』を題名にしたのが何本かある。"がんぼう"が女の子を思うと"さびしんぼう"になる。"さびしんぼう"は両性具有のコンセプトで、人を愛することは淋しいことだという大林の感性が育んだ造語なのである〔。大林は「ぼくの映画は全部"さびしんぼう"という題をつけてもいいと話している。『さびしんぼう』は、大林がずっと暖めていた企画で、かつては山口百恵や小林聡美、ハニー・レーヌで撮影しようと考えたり、『廃市』を『さびしんぼう』の題名にしようとしたこともあった〔#読本、280-281頁〕。『姉妹坂』の製作が一年延期になったとき〔#ワンダーランド、p.172-173〕「富田靖子の高校の冬休みを使って映画を撮影しませんか?」との申し出を受け、題名を『さびしんぼう』にし、かつて読んだことのある山中恒の『なんだかへんて子』を原作に撮影された〔『ぼくの映画人生』p.119-121,130,161,164-165〕。 黒澤明はこの作品を大変気に入り、自分のチーム“黒澤組”のスタッフにも見るように指示したというエピソードもある〔『ぼくの映画人生』p.203〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「さびしんぼう (映画)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lonely Heart 」があります。 スポンサード リンク
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