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ざんばら : ウィキペディア日本語版
ざんばら

ざんばら」は、日本の歌手近藤真彦の49枚目のシングルである。2010年2月22日発売。
== 概要 ==
ソニー・ミュージックからの移籍第一弾シングルではなく、この作品は歌詞の権利関係上ジャニーズ・エンタテイメントから発売となった。「※今回の楽曲に関しましてのみ、ジャニーズ・エンタテイメントからの発売となります。」とジャニーズ公式サイトにも記されている〔Johnny's net - ざんばら 〕。
「ざんばら」とは女性の「振り乱れた髪」という意味で、大事な女性を失い乱れ苦しむ男性を“ざんばら”のごとくさまが描かれている詞となっている。歌詞は川内康範が21年前に近藤真彦に歌わせたいと書き下ろしたもので、それに合わせ曲作りをし、デビュー30年を機にリリースされた。歌詞は別れをテーマとしたもの。この歌詞がお蔵入りされていた理由は、副社長のメリー喜多川1989年に川内より「近藤にぜひ歌わせたい」とこの詞を渡された際、1986年に実の母親が亡くなったことなどもあり「歌わせられない」と判断したため。近藤は30周年を迎えるに当たりこの楽曲を発表する時まで、この詞の存在を知らなかった。また発売するにあたり、近藤は1月21日に川内の長男のもとに訪れ(川内がすでに他界していたため)、この詞を楽曲として発表することを報告し、川内直筆の歌詞を歌詞カードに封入することも了承を得た。なお、川内と近藤は面識がなかったそうである〔川内氏からマッチに届いた「ざんばら」発売 スポーツニッポン 2010年1月23日付〕。このことにまつわるエピソードが、TBS系列の「中居正広の金曜日のスマたちへ」で紹介された。
なお、メロディーが異なる2つのバージョンが製作された(ロック調の『心 ざんばら』とフォーク調の『恋 ざんばら』)。歌番組などで一方のバージョンのみを披露する場合は単純に『ざんばら』とクレジットされることも多い。
2010年11月21日に放送されたNHKのど自慢では『恋 ざんばら』が披露された。なお、近藤が同番組に出演したのは1997年4月13日以来13年半振りだった。
2010年の第52回日本レコード大賞では「心 ざんばら」が優秀作品賞の最終候補となり、11月19日に行われた審査委員会で最優秀歌唱賞に選ばれた。近藤は過去に「ギンギラギンにさりげなく」で最優秀新人賞(1981年、第23回)を、「愚か者」で大賞(1987年、第29回)を受賞しており、この受賞で史上5人目となる主要3賞受賞となった。また、1990年以降賞レースの参加を辞退してきたジャニーズ事務所所属タレントの受賞となり、ジャニーズ側も「近藤は今のジャニーズの若いタレントたちとは違い、レコード大賞に育てられた歌手」として特例で今回の受賞を受諾、ジャニーズ所属タレントとしては20年ぶり、近藤自身も22年ぶりにレコード大賞授賞式に出演することとなった〔ジャニーズがレコ大に20年ぶり出る! 、デイリースポーツ、2010年11月20日〕〔レコ大 マッチに最優秀歌唱賞 ジャニーズ歌手は20年ぶりの受賞 、中日スポーツ、2010年11月20日〕。
また、この曲で「第61回NHK紅白歌合戦」の出場も報じられたが、実現しなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ざんばら」の詳細全文を読む




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