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シアワセモ〔 (''Tetrabaena socialis'') とは、クラミドモナス目に属する植物の1種〔。4つの細胞から構成された、構成細胞数が最小の多細胞生物である〔The Simplest Integrated Multicellular Organism Unveiled ''PLOS ONE'' 〕。また、群体を形成するクラミドモナス目で最も古い、約2億年前に出現したと考えられている生物である〔Origin and evolution of the colonial volvocales (Chlorophyceae) as inferred from multiple, chloroplast gene sequences ''National Center for Biotechnology Information'' 〕〔Triassic origin and early radiation of multicellular volvocine algae ''Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America'' 〕。 == 概要 == シアワセモは淡水生の藻であり、世界各地に存在する〔。発見は古く、最初に記載されたのは1841年である。19世紀頃はクリプトモナス属 (''Cryptomonas'') かゴニウム属 (''Gonium'') に属するとも考えられていたが、新属のテトラバエナ属 (''Tetrabaena'') やテトラゴニウム属 (''Tetragonium'') も同時に示されていた〔。現在ではテトラバエナ属に分類されている〔。シアワセモはテトラバエナ属に分類される唯一の種であり〔Tetrabaena ''National Center for Biotechnology Information Taxonomy Browser'' 〕、他に ''Basichlamys'' 属の ''B. sacculifera'' のみが属するテトラバエナ科 (Tetrabaenaceae) のタイプ種でもある〔Tetrabaenaceae ''National Center for Biotechnology Information Taxonomy Browser'' 〕。 シアワセモの大きさは20μmから30μmという非常に小さなものである。全部で4つの細胞から構成されており、上向きから見ると緑色の円がサイコロの4の目のような正方形を形成しているように見える。横から見ると、球体ではなく卵形の形状に見え、葉緑体が細胞核をカップ状に包んでいる。細胞核には葉緑体がないため、その部分だけ透明に見える。4つの細胞それぞれに1つの眼点と2本の鞭毛をもち、鞭毛を動かすことで水中を泳ぐことができる。眼点は葉緑体の表面、鞭毛は細胞核の表面に分布する〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シアワセモ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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