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しきしま型 : ミニ英和和英辞書
しきしま型[かた]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かた]
 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type 

しきしま型 ( リダイレクト:しきしま型巡視船 ) : ウィキペディア日本語版
しきしま型巡視船[しきしまがたじゅんしせん]

しきしま型巡視船()は海上保安庁巡視船の船級。分類上はPLH()、公称船型はヘリコプター2機搭載型。
海上保安庁が保有する日本最大の巡視船であり、その大きさは海上自衛隊はたかぜ型護衛艦を超え、イージス艦こんごう型護衛艦にも迫るサイズである。ネームシップの「しきしま」は敷島型戦艦敷島」に続き日本の艦船としては二代目。同型艦の「あきつしま」は19世紀防護巡洋艦である「秋津洲」、太平洋戦争中に竣工した水上機母艦の「秋津洲」に続き、三代目。
== 来歴 ==
日本の原子力発電所で生じた使用済み核燃料は、イギリスフランス両国の再処理工場プルトニウムと放射性廃棄物に処理されて保管されてきたが、行き場がなく、備蓄量は増加の一途をたどっていた。このことから、これを用いたMOX燃料によるプルサーマル発電が試みられることになった。このためにはプルトニウムを日本に輸送する必要があり、まず1984年に初回の輸送が行われたが、この際にはアメリカ海軍フランス海軍の護衛を受け、輸送船にも武装した海上保安官が警乗護衛を行っていた。そして1990年代初頭には2回めの輸送が計画されたが、1988年の日米原子力協定改訂を受けて、核ジャックなどに対する体制強化が求められた。
この輸送の際の護衛を海上保安庁と海上自衛隊のどちらが行うかが政府部内で議論となったが、内閣外政審議室のジャッジにより、海上保安庁が実施することになった。しかし出発地であるフランスのシェルブールから東海港に至る航路は2万海里を超えるうえに、安全確保や航路周辺諸国の感情配慮の観点から途中燃料補給などは行わない予定であったことから、当時海保最大の巡視船であったみずほ型巡視船ですらその任に堪えないことは明らかであった。このことから、長大な航続距離と強力な監視警戒能力を備えた巡視船として、平成元年度補正計画で開発されたのが「しきしま」であった〔〔。
プルトニウムの輸送は以後行われなかったが、「しきしま」は、様々な警備案件や長距離救難に投入可能な大型の洋上プラットフォームとして重宝された。約350億円にも及ぶ建造費(2009年6月18日の国会質疑による)のために同型船の建造はなかなか実現しなかったが、2000年代に入って、マラッカ海峡ソマリア沖の海賊問題や尖閣諸島問題、海洋権益の保全などへの対応が重視されるようになったのを受けて、再度建造が検討されるようになった。特にソマリア沖の海賊に関しては、遠隔地に常時1隻を派遣するため、航続距離が長く遠洋での長期活動が可能である本船型を新たに2隻取得することが検討された。これに応じて建造された2番船が「あきつしま」であり、平成22年度計画で、搭載ヘリコプターとともに総額320億円が要求された。なお3番船も検討されたが、尖閣領海警備専従体制の構築が優先されたために、こちらは棚上げ状態となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「しきしま型巡視船」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Shikishima (PLH 31) 」があります。




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