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しし座流星群(ししざりゅうせいぐん、Leonids)は、しし座に放射点を持つ流星群である。レオニズ〔例えば、ロマン・ロランの戯曲 「獅子座の流星群(レ・レオニズ)」『ロマン・ロラン全集』〈11〉 片山敏彦 訳、 みすず書房、1982年、所収。(ただし、フランス語原題 ''Les Léonides'' は [レ・レオニド] のように発音される。)〕、レオニード〔例えば、レオニード流星群観測小研究会〕などと呼ばれることもある。毎年11月14日頃から11月24日頃まで出現が見られ、11月17日頃に極大を迎える。母天体はテンペル・タットル彗星 (55P/Tempel-Tuttle) である。普通の年には極大時に1時間あたり数個の流星が観測できるが、過去に何度も大出現が見られた。流星天文学の発展にも重要な役割を果たしてきた流星群である。 == 特徴 == しし座流星群の放射点は赤経10時12分、赤緯+22度にあり、しし座γ星の付近にある。そのため、しし座γ流星群と呼ばれることもある。活動期間は一般に11月14日から11月24日までだが、11月上旬から活動が見られることがある。極大は11月17日頃(太陽黄経235度前後)になることが多いが、数日ずれることもある。 母天体であるテンペル・タットル彗星は軌道傾斜角が162度もあるため、しし座流星群の元になる塵は地球と正面衝突するのに近い形で地球の大気に突入してくる。その結果、地球の公転速度が加わり、流星の対地速度は秒速71kmにも達する。これは全ての流星群の中で最高の速度である。しし座流星群の流星もそれに伴い高速で流れる。 しし座流星群は、放射点が地平線上に昇ってくる深夜11時頃から徐々に出現を始める。放射点の高度が低い時間帯は流星物質が大気層にほぼ水平に突入するため、長い軌跡を描いて比較的長い時間(数秒間程度)飛ぶ様子を見ることができる。流星痕と呼ばれる煙の様な痕跡を短時間残すこともある。 深夜2時頃には放射点の高度が上がり、短時間で濃い大気層に流星が飛び込むため、一瞬で消え去るが、濃い大気との衝突により光度が増す。このため、火球と呼ばれる明るい流星を時々見ることができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「しし座流星群」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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