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しつらいは、平安時代、はれの儀式の日に、寝殿の母屋および廂に調度を立て、室内を装飾することである。漢字表記は、「室礼」、「鋪設」、「補理」とさまざまである。 ==概要== まず寝殿の四方をとりはなちにし、母屋、廂ともに1間ごとに御簾(みす)を掛けわたす。 母屋の御簾は、内側に壁代をかけまわし、下に几帳を据え、几帳の高さすれすれか少し高く御簾および壁代を巻き上げる。 廂の御簾は、内側に壁代を添えず、ただ几帳だけを据える。 母屋、廂ともに弘筵(ひろむしろ)を敷きつめ、廂はその上に高麗縁(こうらいべり)の畳を東西向きに、間ごとに2帖ずつ、合せても中をあけても敷く。 廂の階隠しの間(はしかくしのま)には繧繝縁(うんげんべり)の畳2帖を東西向きに敷き、その上に竜鬢筵(りゅうびんむしろ)2枚を敷き、またその上に東京錦(とうぎょうき)の茵を敷く。 この畳の西に二階棚を立て、火取、泔坏、唾壺、打乱筥をその上に置く。 その南に、唐櫛笥、鏡匣、鏡台を縦に並べて置く。 この棚のうしろ、母屋の柱の際から鏡台のうしろまで、大和絵の屏風をたてまわす。 また竜鬢筵を敷いてある畳の南東の隅に、3尺の几帳を筋違に立て、その畳の南の板に硯筥を西よりに置き、その東に脇息を置く。 また同じ間の母屋に帳台を立てる。 帳台の西の間に、繧繝縁の畳2帖を南北向きに敷き、その上に東京錦の茵1枚を敷く。 その畳の北に、帳台の柱より東西向きに、5尺の屏風2帖を立てる。 その屏風の前に厨子1双を立て、東の厨子に香壷薬筥、西の厨子に草子筥櫛筥を置く。 また畳の上に廂に立てたのと同じに3尺の几帳を筋違に立てる。 帳台の東の間に、南北向きに衣架2つを立て、そのうしろに5尺の屏風3帖を立て、前に畳2枚を敷く。 立后などの時には、大床子を帳台の西の間、母屋の柱に際に立て、西の間の調度を東の間に立てるなどのことがある。 このほか、大饗、臨時客、祭の使の出立、大将饗などの時の室礼のことなどは「雅亮装束抄」にある。 また「類聚雑要抄」巻2室礼指図事の条に、その実例が図示されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「しつらい」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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