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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 濁る : [にごる] 1. (v5r) to become muddy 2. to get impure
しづくに濁る(しづくににごる)は、鎌倉時代に成立した擬古物語。作者不詳。 『しづくに濁る物語』とも。 題名は「むすぶ手の''しづくににごる''山の井のあかでも人に別れぬるかな」(紀貫之・古今和歌集404)より、「あかぬ別れ」(名残惜しい別れ)を主題とした物語の内容による〔山岸徳平『物語随筆文学研究』(1972年)より。〕〔小木喬『散逸物語の研究-平安・鎌倉時代編』(1973年)より。〕〔中野幸一『物語文学論攷』(1971年)より〕。 成立年代は不詳だが、『風葉和歌集』に作中歌が収録されていることから文永8年(1271年)以前に成立したものと考えられる。冒頭部をはじめ散逸部分が多く、錯簡・欠脱もあり詳しい内容は完全には判明していない〔樋口芳麻呂『平安・鎌倉時代散逸物語の研究』(1882年)より。〕。 == 粗筋 == 内侍督は帝の寵愛をもっぱらにして妊娠するが、中宮はじめ他の后妃たちの妬みを買う。内侍督に恋する中納言(中宮の兄弟)は、中宮と共謀して内侍督を誘拐する。内侍督は中納言のもとで若宮を出産するが、帝と中納言の板挟みに苦しみ死ぬ。内侍督を失った帝は退位して出家し、法華経法師品を読みながら即身成仏する。中納言は帝の怒りを恐れ、出仕しないで隠棲する。新しい帝には内侍督の産んだ若宮が立ち、内侍督の兄が関白となって一門は栄えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「しづくに濁る」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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