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『しとやかな獣』(しとやかなけだもの)は、1962年12月26日に公開された日本映画〔allcinema:しとやかな獣 〕。ブラックコメディ。キネマ旬報ベストテン6位。 東京都中央区晴海団地が舞台〔東京文化会館などで知られる建築家前川国男が設計した「晴海高層アパート」はエレベーター付きの10階建てで、入居の条件となる最低月収は当時の33歳のサラリーマンがもらう平均月収の2倍を超えた(井上秀樹「理想の団地、渦巻く欲」朝日新聞 be 2014年7月26日)。〕。 ==あらすじ== 前田時造は元海軍中佐で前田家は団地の一角を占めている。戦後のどん底の生活を経験した彼は自分の殻にとじこもり、子どもたちをあやつって暮している。息子の実は芸能プロの使い込み、娘の友子は小説家吉沢の二号になっている。ある日、友子が別れ話をもって帰って来た。友子を追って現れた吉沢に未練があるとみると、夫婦で極力恐縮したふりをする。実は会社の会計係三谷幸枝と関係をもっていた。その幸枝が念願の旅館が開業の運びになったから別れ話をもってきた。子どもを抱え、夫に死なれた幸枝にとって唯一の道は体を張って生きることだった。男たちの誘惑を巧みに利用し、大いに貢がせる。実との取引は既に終っていると言い放つ。芸能プロにも辞表を出した。社長の香取が恩を仇で返したと怒るが、幸枝は香取の尻っぽを握っている。香取は幸枝のために使い込んだ金のことで税務署の神谷を抱き込んでいるのだ。幸枝は神谷に払われた金がそっくり自分に戻ってくるのは、ホテルへ行って愛情の代償として貰うものであるから関係ないとうそぶく。さすがの時造一家も感嘆するばかりだった。しかし実は幸枝への嫉妬で狂っていた。税金未納の責任で神谷がクビになったと聞いて、幸枝は一瞬驚くが、香取や実は当然罪に問われても私は傷つくことはない…。幸枝はキッパリと男たちに絶縁の言葉を残して去る。団らんの中の前田家に神谷が幸枝を探しに来る。友子と実がステレオで踊り、時造とよしのがビールを飲んでいる頃、アパートの屋上から神谷の体が落下して行った。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「しとやかな獣」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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