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しゅう酸 : ミニ英和和英辞書
しゅう酸[さん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [さん]
 【名詞】 1. acid 

しゅう酸 ( リダイレクト:シュウ酸 ) : ウィキペディア日本語版
シュウ酸[しゅうさん]

シュウ酸(シュウさん、蓚酸、)は構造式 HOOC–COOH 、示性式 (COOH)2 で表される、もっとも単純なジカルボン酸。分子量は90.03(無水物)及び126.07(二水和物)。IUPAC命名法ではエタン二酸 (ethanedioic acid)。1776年カール・ヴィルヘルム・シェーレによりカタバミ (oxalis) から初めて単離されたことから命名された。
命名の由来にもなったように、植物に多く含まれる。漢字の「蓚」はタデ科スイバを意味する。タデ科(他にギシギシイタドリなど)、カタバミ科アカザ科アカザホウレンソウなど)の植物には水溶性シュウ酸塩(シュウ酸水素ナトリウムなど)が、サトイモ科サトイモザゼンソウマムシグサなど)には不溶性シュウ酸塩(シュウ酸カルシウムなど)が含まれる。とろろが肌に付くと痒みを生じるのは、シュウ酸カルシウムの針状結晶が肌に刺さって刺激を受ける為である。
体内で血液中のカルシウムイオンと強く結合するため毒性があり、毒物及び劇物取締法により医薬用外劇物に指定されている。
還元性があるため、滴定によく使われる。また、染料原料や漂白剤としても用いられる。
== 製法 ==
工業的には、木片をアルカリ処理したのち、抽出することで得られる。実験的には、ギ酸ナトリウムを加熱分解して生成するシュウ酸ナトリウムを、水酸化カルシウムによってシュウ酸カルシウムとして単離し、これを硫酸で分解することで得られる。
エチレングリコールおよびグリオキサール二クロム酸カリウムなどで酸化しても生成する。従ってこれらの化合物は体中で代謝によりシュウ酸を生成する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「シュウ酸」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Oxalic acid 」があります。




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