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食部(しょくぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では184番目に置かれる(9画の9番目、戌集の18番目)。 「食」字は食べること、または食物を意味する。小篆については『説文解字』が穀物の香りを意味する「皀」と音を表す「」の形声文字とするが、甲骨文字など古文字を見ると、食物が盛られた器(皀)の上に三角形の記号()がある形であり、この三角形が「口」の変形で食べることを表しているとする説や食器の蓋を表しているとする説などがある。食物のうち特に飯を表すときはシ () と発音された。例えば清貧に安んずることを表す「食瓢飲(たんしひょういん:竹の器に盛った飯とひさごに入れた水の意)」という熟語がある。その他、太陽や月が欠ける現象を表したが、後にこの意味には「蝕」字が使われるようになった。またシ () という字音では食わせる、養うといった意味がある。 偏旁の意符としては食物や飲食に関することを示す。その形体は偏の位置にあるときには「蝕」や「飾」のように変形する(下記参照)。 食部はこのような意符を構成要素にもつ漢字を収める。 == 字体のデザイン差 == === 3画目 === 「食」字の3画目は時代・地域によって差異が見られる。 印刷体(明朝体)において『康熙字典』はこれを短い横画とし、台湾の国字標準字体・香港の常用字字形表もこれに従う。一方、中国の新字形では点画とし、日本の新字体ではこれを短い縦画としている(ただし、表外漢字については康熙字典に従っている)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「食部」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Radical 184 」があります。 スポンサード リンク
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