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(n) (uk) potato =========================== ・ じゃが芋 : [じゃがいも] (n) (uk) potato ・ 芋 : [いも] 【名詞】 1. (1) (col) tuber 2. taro 3. potato 4. (2) yokel 5. bumpkin
ジャガイモ(馬鈴薯、、学名:''Solanum tuberosum'' L.)は、ナス科ナス属の植物。地下茎を食品として利用する。 ジャガイモは地下の茎の部分(塊茎)を食用にする。加熱調理して食べられるほかに、デンプン原料としても利用される。比較的保存がきく食材であるが、暗くても温度の高いところに保存すると発芽しやすいため、涼しい場所での保管が望ましい。芽や緑化した塊茎には毒性成分ポテトグリコアルカロイド(ソラニンなど)が多く含まれ中毒の元になる。 ジャガイモの原産は南米アンデス山脈の高地といわれる。16世紀には、スペイン人によりヨーロッパにもたらされた。このとき運搬中の船内で芽が出たものを食べて、毒にあたった為「悪魔の植物」と呼ばれた。日本には、1600年ごろにオランダ船によりジャカルタ港より運ばれた。日本では当時は観賞用として栽培されたという。 日本では北海道が最大の生産地で、夏の終わりから秋にかけて収穫される。九州の長崎では冬に植え付けて春に出荷する。 == 名称 == 日本では呼び名も様々である〔徳川宗賢著『日本の方言地図』〕。これは、「芋」というとたいていの人がジャガイモ、サツマイモ、サトイモのいずれかを思い浮かべるほどにポピュラーな食材であることを反映したものともいえる。 「ジャガイモ」という呼び名〔あるいは「ジャガイモ」を転じた「ジャイモ」「ジャガライモ」「ジャガタイモ」「ジャガタロ」「ジャガタ」「ジャカタ」「ジャガトライモ」(『日本の方言地図』より)〕について、「じゃが」とは、ジャワのジャガトラ(ジャカルタ)から伝播したことに因む。これが変化して現在のジャガイモという呼び名になった〔 〕。ただし異説もあり、ジャワ島の芋の意味のジャワイモが変化したもの〔『爪哇芋渡来三百五十年記念事業趣意書』(長崎県、1948年)〕、天保の大飢饉でジャガイモのおかげで餓死を免れたことから呼称された「御助芋」が転じたもの〔などともされる。 「馬鈴薯」(ばれいしょ)という呼び名〔あるいは「馬鈴薯」を転じた「バレンショ」「バレーチョ」「バレージョ」(『日本の方言地図』より)〕もよく用いられる〔。これは中国での呼び名のひとつと漢字が同じで、中国語で読むとマーリンシュー(ピン音 )となる。18世紀に日本人の小野蘭山『耋筵小牘』(1807年)が命名したといわれているが、中国名をそのまま輸入したものなのか、新しく付けた名前がたまたま中国名と同じだったのか、それとも小野蘭山の命名が中国に伝わったのかは明らかではない。一説には、ジャガイモの形が馬につける鈴に似ているということからこの名前になったという〔。また、「マレーの芋」という意味からこの名前が付けられたという説もある。なお、中国ではほかに「土豆」(トゥードウ)、「洋芋」(ヤンユー)、「薯仔」(シューザイ)などの呼び方もある。なお、日本の行政では馬鈴薯と呼んでいる〔。 地方名として、「きんかいも」とも呼ばれる(「きんか」とは金柑転じて禿げのこと)。また、1年に2-3回収穫できることから「にどいも(二度芋)」「さんどいも(三度芋)」とも呼ばれる〔『南信州・上村 遠山谷の民俗』(長野県下伊那郡上村民俗誌刊行会編)〕。「南京イモ」「ごしょいも〔収穫量の多さから「五升芋」「五斗芋」から〕」と呼ばれることもある〔。 「お助けイモ」と呼ばれたこともある〔『岐阜県史』〕。また、飢饉の際にジャガイモ活用を勧めた代官の名を取って、「善太夫芋〔1748年に信州より種芋を移入した飛騨の代官、幸田善太夫にちなむ。〕」「清太夫芋〔17世紀末にジャガイモの普及に尽力した甲州の代官、中井清太夫にちなむ〕」と呼んだ地方もあった〔。これらは、ジャガイモが、サツマイモと同じく主食である米等の穀物の代用品として食べられた。ためである。なお、後述するように、ジャガイモには、ビタミンCやデンプンが豊富に含まれている上に、加熱してもデンプンに保護されてビタミンCが壊れにくい。寒冷地や痩せた土壌でも栽培しやすく、茹でる等の簡単な調理で食べることができる。 そのほか、オランダ語の''aardappel''(大地のリンゴ)からきた「アップラ」「アンプラ」「カンプラ」という呼称も存在する〔。 英語の''potato''の語源は、タイノ族の言葉でサツマイモを意味する''batata''がスペイン語の''patata''に変化したものによる〔大修館書店スタンダード英語語源辞典〕。なお、ジャガイモの原産地で古くから使われている言語の一つであるケチュア語では''papa''と言うが、この単語はそのまま中南米スペイン語で使われている。スペイン語で''batata''が''patata''に変化したのはこの''papa''の影響であると考えられている〔小学館『西和中辞典』初版4刷 p1413,p1437〕。''Papa''はローマ法皇を意味する単語と同じであったため、これを忌避して''Patata''に変遷したともいわれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジャガイモ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Potato 」があります。 スポンサード リンク
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