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すがしま型掃海艇(すがしまがたそうかいてい、)は、海上自衛隊の中型掃海艇(Mine Sweeper Coastal, MSC)の艦級〔自衛隊装備年鑑 2006-2007 朝雲新聞 P250-251 ISBN 4-7509-1027-9〕。ネームシップの建造単価は146億円であった。 自衛隊ペルシャ湾派遣の経験にもとづき、ヨーロッパから輸入した対機雷戦システムを搭載した機雷掃討メインの艇であり、03中期防・08中期防・13中期防にかけて計12隻が建造された〔。 == 来歴 == 海上自衛隊掃海隊群では、その前身組織の時代より、太平洋戦争中に日米双方が日本近海に敷設した機雷の掃海作業というかたちで実任務を遂行してきた。そして保安庁警備隊時代より、そのノウハウを反映した掃海艦艇を国産しており、その実力は世界の主要海軍のなかもトップレベルにあるとされていた。しかし一方で、1990年代に至るまで時代を画するような新装備の導入もドラスチックな組織的変化もなく、地道で着実な整備が指向されていた。 そして1991年の自衛隊ペルシャ湾派遣での経験が、この状況に一石を投じることとなった。湾岸戦争中にイラク軍が使用した機雷のなかにはMANTA機雷のような新型のステルス機雷が含まれていたが、これに対し、派遣部隊を構成していたはつしま型や、当時新鋭の中深度対応掃海艇であるうわじま型(63MSC)でも、探知・処分は極めて困難であることが判明した。また同作戦に参加した欧米諸国軍と比して、艇の安全性や処分作業の自動化・省力化において大きな立ち遅れがあると判断された。 このことから、1992年より海上幕僚監部において、平成6年度計画で建造する掃海艇(06MSC)における対機雷戦システムの研究が着手された。研究にあたっては、当時の欧米諸国掃海艇のなかでは最新であったイギリス海軍のサンダウン級機雷掃討艇がモデルとして採択され、1995年3月には2番艇「インバネス」への乗艦研修を含むイギリスでの現地調査が行われた。これらの研究結果を総合して、06MSCは同級搭載の対機雷戦システムを導入した500トン型掃海艇として要求されたものの、大蔵省との折衝の過程で、予算枠上の問題から06MSCは従来の63MSCに準じた設計とされ、新型掃海艇は次年度に見送りとなった。翌年度、510トン型として改めて要求がなされ、計画通り07MSCとして予算成立した〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「すがしま型掃海艇」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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