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すぎ丸(すぎまる)は、東京都杉並区のコミュニティバス(南北バス)の愛称である。 元々は杉並区のまち作り振興のイメージキャラクターであり、利用者や運転手には親しみをこめて「すぎ丸君」と呼ぶ人もいる〔愛称が「すぎ丸君」であると誤認している人もいる。〕。「けやき路線」(阿佐ヶ谷駅 - 浜田山駅)、「さくら路線」(浜田山駅南 - 下高井戸駅入口)、「かえで路線」(西荻窪駅 - 久我山駅)の3系統があり、前者2つは京王バス東・永福町営業所、「かえで路線」は関東バス青梅街道営業所に運行を委託している。 == 沿革 == 2000年に、「杉並区コミュニティバス」として阿佐ヶ谷駅 - 浜田山駅が開通した。 この路線が走る杉並区中南部の浜田山・成宗地区は、道路の幅が大変狭く、一般バスの乗り入れが困難なところが多い。このため、特に南北方向の交通が希薄であり、区役所などの公共施設が集中する阿佐谷に行くにも不便であった。こうした背景から、狭隘道路を走行できる小型車両を使用して交通不便地域を解消し、公共施設を連絡する手段をも兼ねたコミュニティバス路線を杉並区が主体となって運行することとなったのである。 導入にあたっては、2ドア小型車両(日野・リエッセ)、運賃の100円均一、番号付き停留所の採用など、コミュニティバスの草分けとして実績を上げていた武蔵野市・ムーバスを参考にした面もある〔しかし、ムーバスやそれに習って開通した他のコミュニティバスと決定的に異なるのは、「地域内循環路線」ではなく、2つの離れた駅間を結ぶ往復路線ということである。〕。綿密な現地調査に基づく適切な路線設定であったため、結果的に多くの利用者の獲得につながり、こうした形態のコミュニティバスが十分成立しうることを示した。 この路線の成功を受け、阿佐ヶ谷 - 浜田山線を「けやき路線」と命名すると、2004年には「さくら路線」(浜田山駅南 - 下高井戸駅入口)が開通、2008年にかえで路線(西荻窪駅 - 久我山駅)が開通し、現在は3ルート体制で運行している。すぎ丸の開通後、周辺の一般バス路線において、車両の小型化によって積極的に隘路に乗り入れ、南北間の交通を補充するという趣旨の路線(高円寺駅 - 新高円寺駅 - 永福町、高45・新02)が登場しており、これもすぎ丸の影響を受けたものと見ることができる。 * 2000年11月25日:浜田山駅 - 阿佐ヶ谷駅間が開業。のちにけやき路線と名付けられる。 * 2004年10月30日:さくら路線(浜田山駅南 - 下高井戸駅入口)が開通。 * 2008年11月29日:かえで路線(西荻窪駅 - 久我山駅)が開通〔すぎ丸「西荻窪―久我山路線」11月29日運行開始 杉並区からのお知らせ 2008年度〕 いずれも開業日と翌日は無料運行を行った。 2016年1月23日から3月21日まで、町おこしイベントとして開催されている「アニ×ウォーク2016 with それが声優!」の期間中、杉並区を舞台にしたアニメ「それが声優!」の主演を務めた声優ユニットイヤホンズによる車内アナウンスが行われている〔「アニ×ウォーク2016 with それが声優!」公式サイト 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「すぎ丸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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