|
せとかは、ミカン科の常緑樹で柑橘類の一種である。 == 生産 == 1984年に農林水産省果樹試験場口之津支場(現・独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究口之津拠点)において、タンゴールの「清見」と「アンコール」を掛け合せたものに「マーコット」を交配し、育成された品種である。系統は異なるが同じ交配パターンで別の品種として登録された柑橘として「麗紅」がある。 収穫期は育成地の長崎県で2月上旬から2月下旬。品種登録は2001年10月18日(有効期限25年)〔農林水産省登録品種データベース「せとか」 2013年7月23日閲覧〕。 日本における2010年の収穫量は3,156 トンであり、そのうち約70%が愛媛県で生産されている〔農林水産省特産果樹生産動態等調査 2013年7月23日閲覧〕。 年明け以降出荷される中晩柑として「はるみ」、「不知火」(デコポン)とともに市場の評価が高く、海外からも注目されている。近縁種の「麗紅」よりも(木に生らせたまま)収穫時期を遅らせることができ、収穫後の長期保存性も良いとされる〔。 トゲが多い品種のため、果実の表面に傷が付きやすい。栽培にあたって高品質の果実収穫を目指すために、枝のトゲを切り取ったり果実の袋掛けが行なわれる場合もある。果皮およびじょうのう膜が薄く、食べやすいことから、大玉の傷の無い果実は贈答用として高値で店頭に並んでいる。長いトゲが、果実のカンキツかいよう病蔓延の原因や作業時の障害になるため、トゲなし系統の選抜が2001年より進められており2010年頃より「トゲなしせとか」の苗も発売されている(ただし、若木の間はトゲが出る)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「せとか」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|