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『それから先のことは…』 は1976年12月20日に発売された加藤和彦の3枚目のソロ・アルバムで、加藤が初めてアメリカ合衆国でレコーディングしたアルバム〔出典 『エゴ 加藤和彦、加藤和彦を語る』 加藤和彦・前田祥丈著 スペースシャワーブックス 2013年〕である。サディスティック・ミカ・バンドの解散後、ソロ・アルバムとしては5年ぶりとなり、当時同棲をはじめていた安井かずみとの最初の共作アルバム〔出典 『ワーキングカップル事情』 加藤和彦・安井かずみ著 リクルート情報出版 1984年〕となった。 ==解説== 『それから先のことは…』 は加藤がスワンプ・ロックに取り組んだアルバムである。加藤はサディスティック・ミカ・バンドの解散後、しばらく音楽活動を休止していたが、1976年になり同棲していた安井かずみとの共作アルバムの構想を思いつく。それは、当時多くのアーティストのレコーディングに起用されていたマッスル・ショールズ・スタジオのハウス・ミュージシャンたちとの共演だった。加藤はミカ・バンド時代から彼らの出す音を再現しようと努力してきたが果たせなかったため、これを機会に渡米して彼らと共演することにしたものだった〔。 レコーディングは日本から持参した曲のスケッチをもとにアラバマ州のマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオでリズム・セクションを収録し、マイアミでストリングスを加え〔マイアミのセッションではKC&ザ・サンシャイン・バンドのメンバーだったサックス奏者のマイク・ルイスが編曲を担当した。〕、ロサンゼルスにてミックス・ダウンが行なわれた。なお、このときマイアミでの録音に使われたクライテリア・スタジオのスタッフとは、3年後 『パパ・ヘミングウェイ』 のセッションで再会することになる。 後年、加藤は本作を 「私小説のような、レコードを媒体にしたラブレター集のようなもの」〔と評している。なお、本作発表後の1977年には、加藤と安井の共著で本作の収録曲と同じタイトルの 『キッチン & ベッド』 (主婦と生活社) というエッセイ集も出版している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「それから先のことは…」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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