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株式会社イズミ()は、広島県広島市に本社を置くスーパーマーケットチェーンを展開する企業。衣類卸問屋の山西商店を母体に設立された。 小型食品スーパーゆめマート・イズミ及び、総合スーパーまたは大型ショッピングセンターのゆめタウン、オープンモールのゆめモールを展開。2013年11月現在、97店舗を営業する。 社名が似ている、関西地区を地盤とするスーパーマーケットのイズミヤ株式会社とは全く関係がない〔一部のゆめタウンには同社グループの株式会社ビーユーが運営する玩具店のペリカンが入居している。〕。 == 来歴 == 1946年(昭和21年)に山西義政が広島駅前で始めた闇市の屋台をルーツに持つ。1950年(昭和25年)に衣類卸問屋の山西商店を設立〔2013年11月現在でも『株式会社ヤマニシ』として現存している。〕。山西商店の小売り部門として1961年(昭和36年)株式会社いづみを創業、広島市堀川町(現在の広島市中区新天地)にスーパー1号店の八丁堀店を開店する〔1986年(昭和61年)に広島初のファッションビル『ウィズワンダーランド』に転換。のちに2004年(平成16年)にヤマダ電機初の都市型店舗になり、2012年にヤマダ電機は移転、跡地はドン・キホーテとなる。現在もビルの所有者はイズミである。〕。1980年(昭和55年)6月にCIの導入で、現社名株式会社イズミに変更し、商号も変更〔『挑戦の流儀』 - 265ページ〕。 広島駅前の闇市をルーツとする大企業は、イズミのほかにフジの母体になった十和(現・アスティ、法人格はヨンドシーホールディングス)があり、会長は新聞取材で「永遠のライバル」としている〔『生きて イズミ会長 山西義政さん(1922年-)④ 闇市 戸板に干し柿で「開業」』 - 中国新聞 2011年11月5日 13ページ〕。 出店エリアはドミナント戦略に則り、原則として本社より2時間以内でいける範囲に出店している〔『「ゆめタウン」勝利の方程式』 97-98ページ〕。また、スーパーマーケットの創業から2年後の1963年(昭和38年)に大阪へ進出したが、現地の嗜好に合わない品揃えで失敗〔『「ゆめタウン」勝利の方程式』 45ページ〕。わずか4ヶ月での撤退した〔。それ以降、長らく中国地方での出店に専念し〔、九州地方への進出は1995年(平成7年)まで行われなかった〔。九州地方への出店に対し、地域に合わせた店舗形態にし、画一化にはこだわっていない〔『「ゆめタウン」勝利の方程式』 159-160ページ〕。また、食料品や衣料品などの直営フロアを最小限にし、家具・電気製品・カジュアルファッションなどは、有力な専門の会社に任せる方針にしている〔『「ゆめタウン」勝利の方程式』 23-24ページ〕。 2008年2月期で、中国地方で約50%、九州地方で約43%を売り上げている〔『「ゆめタウン」勝利の方程式』 58-59ページ〕。その他、1998年に四国地方に出店したゆめタウン高松は、ゆめタウン一の売り上げ高になっている〔『「ゆめタウン」勝利の方程式』 85-87ページ〕。2000年以降は、店舗が旧態化した中国地方に再び力を入れている〔『「ゆめタウン」勝利の方程式』 84-85ページ〕。 1990年より大型ショッピングセンター「ゆめタウン」を展開開始〔『「ゆめタウン」勝利の方程式』 34ページ〕。1995年からの九州地方の出店で、業績を急激に伸ばした〔『「ゆめタウン」勝利の方程式』 54+55ページ〕。 1978年(昭和53年)に広島証券取引所と大阪証券取引所2部に上場〔『「ゆめタウン」勝利の方程式』 38ページ〕。1986年(昭和62年)の大阪証券取引所1部への指定替えおよび東京証券取引所2部に上場を経て〔、1987年(昭和62年)に東京証券取引所1部に上場した〔。 1985年(昭和60年)の安古市店導入を皮切りに〔『挑戦の流儀』 - 129ページ〕、1988年(昭和63年)までに、全店にPOSシステムを導入した〔『挑戦の流儀』 - 128ページ〕。POSシステムの導入に関しては、同業他社に先行する形で行われた〔『「ゆめタウン」勝利の方程式』 51ページ〕。 九州地方ではイオングループと匹敵する一大勢力になっており、両者の売上争いは「百年戦争」といわれるほどである。〔『「ゆめタウン」勝利の方程式』 79-81ページ〕。 2013年(平成25年)11月25日に、南区京橋町に置いていた本社を東区二葉の里に新築移転した〔“イズミ、新本社ビル竣工 グループ新司令塔が始動 「ゆめの1兆円」目指す”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2013年10月30日)〕。本社ビルは地上6階・地下1階建で〔、1階は店舗「ゆめマート二葉の里」〔“イズミ、都市型SM「ゆめマート二葉の里」オープン 利便性と鮮度備える”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2013年11月8日)〕、2階から6階がオフィスフロアで、イズミ本社および関連会社が入居している。2階には「イズミ史料館」がある。 2015年(平成27年)2月期の業績は、売上高5797億円(前期比で4.1%増)・営業利益303億円(同4.2%増)となり、それぞれ5期・3期連続で過去最高を更新した。大幅な営業減益となっている競合他社(総合スーパーやショッピングセンターで競合するイオンやイトーヨーカ堂など)と比べると、プライベートブランド商品を重視した価格訴求型の商品戦略ではなく、ナショナルブランド商品や地域に根ざした地場商品を中心にした価値訴求型の戦略が顧客からの支持を得ていると論評されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イズミ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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