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たて座δ星 (Delta Scuti, δ Sct) は、たて座にある巨星である。視等級は4.72で〔、小さなたて座の中で5番目に明るい恒星である。ヒッパルコスにより測定された視差の分析により、地球からの距離は約202光年と測定された〔。たて座δ星は、たて座δ型変光星のプロトタイプである。特異化学元素の存在量は、Am星と同程度である〔。 1900年、ウィリアム・キャンベルとウィリアム・ライトはリック天文台で、この恒星の視線速度が変化していることを観測した〔。周期は0.19377日、明るさ変化は0.2等級であり、1935年にこの恒星は分光連星ではなく、明るさの変化は固有のものであることが示された〔。1938年、2番目の周期が発見され、脈動理論のモデルは変更を迫られた〔。最も強い周期は、59.731μHzのもので、2番目に強い周期は、61.936μHzの周波数のものである。その他、合計8つの異なる周波数の周期が観測されている〔。 銀河座標におけるこの恒星の空間速度の成分は、V, W = -17, -1 km/sで、銀河系中心の周りを近点2万2310光年、遠点2万7590光年、軌道離心率0.11で公転している〔。たて座δ星が現在の運動と明るさを維持すると、115万年から133万年後に太陽系から10光年の距離を通過し、全天で最も明るい恒星になる〔。視等級は-1.84に達し、現在-1.46等級のシリウスよりも明るい〔Sky and Telescope, April 1998 (p60), based on computations from Hipparcos mission data.〕。 この恒星は2つの伴星を引き連れており、1つ目は+12.2等級で、15.2秒離れている。2つ目は+9.2等級で、53秒離れている〔。 たて座δ星は、後にわし座2番星とも呼ばれるようになった。 ==出典== 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「たて座デルタ星」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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