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たもかく
たもかくは、只見木材加工共同組合の略称、または同組合を母体として設立された株式会社の名称。 ==沿革== 只見木材加工共同組合は1979年に只見町の製材業者が結成した同業者組合で、当初は補助金を受けて木材加工工場を建設し事業を行っていた。しかしこの事業は赤字で、木を切るより森林を残して都市から人を呼び込む方針に転じた組合は、リフォームした古い民家や山林の売買斡旋などを手がけるようになった。用地取得に資金を必要とした組合は株式会社「たもかく」を設立、同年から「土地付き緑のオーナー」の募集を開始した〔『日本経済新聞』1989年12月8日付東北地方24面。〕。 1994年には古本やCDを定価の1-2割で購入、代金の代わりに雑木林を提供する事業を開始、集めた本を販売する古書店を開店した〔「家庭の古本や中古CD 雑木林と交換します たもかく」『日本経済新聞』1994年1月13日付12面。〕。この事業は異色の町おこしとして注目され、1995年までに6500人から5万冊を集めた〔「古本売って山林オーナー 福島・只見町 本の再活用と自然保護両立」『日経流通新聞』1995年11月4日付5面。〕。1998年には東京にも古書店を出店した〔『日経流通新聞』1995年11月4日付5面。〕。しかし都市部における大手古書店チェーンの浸透で大口の購入客が減少し、事業には課題が出てきている〔「 福島・只見町の「森と本」交換9年目 試練に挑む「古本の街」」『日本経済新聞』2002年6月16日付31面。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「たもかく」の詳細全文を読む
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