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だいち3号(陸域観測技術衛星3号、ALOS-3, Advanced Land Observing Satellite、エイロス3)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、地図作成、地域観測、災害状況把握、資源調査などへの貢献を目的として開発を計画した「だいち」の後継の地球観測衛星。可視光や赤外線により地表を観測する光学衛星で、2016年(平成28年)度にH-IIAロケットによって打ち上げられる予定であったが、2015年(平成27年)度から一部仕様が変更された上で先進光学衛星と表記を変えて計画が進められている。打ち上げは2019年(平成31年)度の予定。 == 進行中の計画 == 旧計画と同じく「先進光学衛星」では従来の地球観測衛星では達成できなかった高分解能と広域観測幅と連続撮像可能時間の両立を狙って開発されており、具体的には、80cmから1m程度の高分解能と50kmから70km程度の広域観測幅、地球1周回100分のうち10分(4,000km分)の連続撮像可能を実現する。これにより地球1周回当たりの観測面積は50km(70km) × 4,000kmとなり、既存の高分解能地球観測衛星の6機から30機分、デジタルグローブの分解能45cmの地球観測衛星「WorldView-2」の20倍の撮像面積となる〔JAXA 光学地球観測衛星と光通信衛星をコラボ運用…2019年打ち上げを目指す Response 2014年9月18日〕〔文部科学省における衛星開発の取組について (PDF) 文部科学省〕。 設計寿命は7年、目標寿命は10年で、旧計画より長寿命化された〔宇宙政策委員会 第36回会合 議事次第 配布資料3 (pdf) 〕。 ;性能・仕様〔先進光学衛星の検討状況について 〕 * パンクロマチックセンサ - 分解能80cm - 1m 、観測幅50km - 70km、連続撮像可能時間10分(4,000km分) * 重量 - 2t級 * 設計寿命 - 7年、目標は10年 * 搭載機器 - 光衛星間通信機器(光データ中継衛星と光通信による実証実験を行う)、2波長赤外線センサ(防衛省開発) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「だいち3号」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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