|
クロダイ(黒鯛、学名 )は、スズキ目・タイ科に分類される魚の1種である。東アジア沿岸域に分布する大型魚で、食用や釣りの対象として人気がある。 日本ではチヌ(茅渟)という別名もよく用いられる。学名の属名 は「棘のある鯛」の意で、種小名 は日本の脊椎動物を多数記載したヘルマン・シュレーゲルに対する献名である。 == 特徴 == 全長は最大70cmを超えるが、よく漁獲されるのは30cm前までである。 背側と鰭膜は和名通り黒、ないし灰色で、腹側は白い。体側は銀色に光る灰色だが、不明瞭な縦縞があるものも多い。鰓蓋上端・目の後方やや上に、目と同程度の黒斑が1つある。体型は左右から押しつぶされたように平たい楕円形で、典型的な鯛の体型だが、マダイに比べると口が前に突き出す。顎の前方には3対の犬歯、側面には3列以上の臼歯があり、ヘダイ亜科の特徴を示す。 背鰭は11棘条・11軟条、尻鰭は3棘条・8軟条からなり、クロダイ属のラテン語名 は発達した棘条に由来する。特に尻鰭の第2棘条が強大に発達する。側線鱗(そくせんりん)数は48–56枚、背鰭と側線の間の鱗は6–7列で、この点で近縁種と区別できる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クロダイ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Japanese black porgy 」があります。 スポンサード リンク
|