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チンチロリンは、日本の大衆的な博戯(賭博・ゲーム)の一種である。数人程度(理論上は2人以上何人でも)が通常は車座になって、サイコロ3個と丼(ないし茶碗)を用いて行う。名称はサイコロが丼に投じられたときに生じる音を擬したもので、「チンチロ」と省略されることや「チンコロ」と呼ばれることもある。 == 概要 == 子は場に、カジノでのチップに相当する「コマ」、その回の賭け額の単位として提示する。この行為を「張る」という。張る対象は、木札などの金銭代替物や、実際に多いのは金銭そのものである。親からサイコロを丼に投じていき、勝敗に応じて配当が親と子との間でやり取りされる。子同士の間でのやり取りは無い。 道具立てもさして必要としないうえ、胴元が固定しているのではなく親の権利が順番に回って来る「廻り胴(回り胴)」であり、日本の伝統的サイコロ賭博である丁半のように賭場の開帳に暴力団が関与してその資金源となることもなく、仲間内で遊ばれることが通常だと考えられる。日本で生まれた遊びと思われることが多いものの、民俗学での報告によれば中国伝来のもので〔 宮田登・馬興国編『日中文化交流史叢書民俗』(大修館書店、ISBN 4-469-13045-1 、1998) - 大谷通順の第9章「近代における中国博戯の伝来と日本的変容――チンチロリンと麻雀を例として」でチンチロリンの起源が中国と説かれている。〕、第二次世界大戦後に日本国内に広く普及した模様である。火野葦平の『麦と兵隊』でも、現在のチンチロリンの前身と思しき賭博について触れられている。 なお、タブは、サイコロ3個を用いチンチロリンと似た面があるものの、ルール全体が異なる。また、中国系移民が持ち込んだものを起源とするアメリカのシーロウ(:en:Cee-lo)は、チンチロリンの変種となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チンチロリン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cee-lo 」があります。 スポンサード リンク
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