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つけペン(付けペン)は、ペン先(ペンの先端)にインクをつけながら筆記・描画に用いるペン。インク自体の表面張力および粘性によって少量のインクをペン先の一部に保持し、そこから毛管現象を利用して微量のインクを紙などの筆記・描画面に導く構造を持つものが多い。 == 概説 == 元来はペンといえば古典的な羽根ペンのように「つけペン」のことを指すものである。しかし、万年筆やボールペンなどのように内部にインク格納部を持ち、頻繁にペン先にインクをつける必要のないペンが普及したため、今日ではあえて「つけペン」と特記するようになった。 今日では頻繁にペン先にインクをつけなければならないわずらわしさから一般の筆記用に用いられることはほとんどなく、様々なペン先の特性によって描線の効果を期待する描画、例えば漫画作品のペン入れや、美術作品としてのペン画、生物学の分類学における記載図の描画などに用いるのが一般的である。また、墨汁などのボールペンや万年筆にいれて用いることが出来ないインクを使用しなければならない場面にも用いられる。 ほとんどのつけペンはペン先とペン軸とに分かれていて、それぞれを特性や好みで選択し組み合わせるのが普通である。ガラスペンはペン先とペン軸が一体化したものが多く〔かつては毛筆のように竹の軸にガラスのペン先が固定されているものもあった。また、ペン軸のアタッチメントを変えることでガラスペン先が使用できるようになっているものもある。〕 、丸ペンは専用のペン軸があるが、それ以外のほとんどの金属製ペン先とペン軸は互換性がある。インクは購入したインク瓶を机上に置いて、それをそのまま利用する場合と、机などに埋め込んだ容器など専用のインク入れに移して使う場合がある。 昭和40年代初頭までは銀行や郵便局には一般的に、振込用紙の記入用にはボールペンではなくインク壺とつけペンがセットで備えられていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「つけペン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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