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強くてニューゲーム
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
強くてニューゲーム(つよくてニューゲーム)とは、コンピュータゲーム(主にロールプレイングゲーム)のシステムの一つ(の通称)。海外版では「NewGame+」と表記される。 == 概要 == ロールプレイングゲームなどの、本来はひとたびシナリオが進展したら初めからやり直さない限り前のシナリオをやり直せないゲームにおいて、ゲームをクリアすれば、クリア時点でのセーブデータの情報(キャラクターのレベルや所持アイテムなど)を引き継いで新たに初めからゲームを遊ぶ(ニューゲームを始める)ことができるようになるシステム。「強くてニューゲーム」という名前の初出は『クロノ・トリガー』 だが(この作品内では表記に漢字が使われず、「つよくてニューゲーム」と表記された)、同様のシステムとしては同作以前のゲームにおいても「クリア時のアイテムやステータスなどを引き継いだまま2周目以降へ突入する」という周回プレイ要素として散見されるため、『クロノ・トリガー』がこのシステムの元祖という訳ではない。 このシステムを用いると、プレイヤーキャラクターは序盤から無敵といえるだけの強さを持った状態で始まるため、戦闘が非常に簡単になり、初回のプレイでは「ボスが強い」などの理由でクリアできなかったイベントが容易にクリアできるなど、ゲームバランスを損ねる恐れはあるものの、ゲーム全体の難易度を引き下げ、より容易にシナリオを味わうことができる〔それを意識してか、『クロノ・トリガー』ではゲームのシナリオ進行のかなり早い段階から、いつでも最終ボスとの決戦に臨むことができるようになっている。この場合、ボスに挑んだ時点でのシナリオの進み具合によってエンディングが変化する。〕。 また、所持品が引き継がれる場合、本来は入手数が限られる強力なアイテムを再度入手できることから、初回のプレイ時よりもキャラクターを強化させることができる場合がある。「強くてニューゲーム」を繰り返して、強力なアイテムを集めることは、やり込みのひとつである。 『クロノ・トリガー』以降、その続編『クロノ・クロス』を初めとしたスクウェア(当時)製のゲーム作品に、同様あるいは類するシステムが数多く採用されている〔『クロノ・クロス』にはさらに、クリア時点でのセーブデータのキャラクターの強さで、任意のセーブデータのストーリー進行段階からゲームを開始できる「強くてコンティニュー」というシステムもある。〕。例外的にファイナルファンタジーシリーズでは長らく採用されなかったが、『ファイナルファンタジーX-2』にて初めて採用された。また、スクウェア以外のメーカーも、こぞって同様のシステムを採り入れた作品を出すようになった〔この場合、名称は異なるか、そもそも名称が付けられていない。しかし、プレイヤーはしばし説明のために「いわゆる『強くてニューゲーム』」などと言うことがある。〕。 『ファイナルファンタジーXIIインターナショナル ゾディアックジョブシステム』にも同名のシステムがあるが、これはセーブデータの引き継ぎが行われない(詳細はファイナルファンタジーXIIを参照のこと)など、『クロノ・トリガー』のそれとは大きく異なるものである〔ちなみに、「強くてニューゲーム」とは逆に、初期状態から経験値の一切入らない「弱くてニューゲーム」というシステムも追加された。こちらも、セーブデータの引継ぎはない。〕。 また、海外でもNew Game+として多様な作品で使われている。RPGで使われることは少なく、主にファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)やサードパーソン・シューティングゲーム(TPS)で使われることが多い。例を挙げれば、FPSの『Bioshock』はDLCで強くてニューゲームを解放した。また、サバイバルホラー・TPSの『DEAD SPACE』シリーズでは前周でのすべてのアイテムの引継ぎはもちろん、多くのバックストーリーログや高度な装備、アイテムなどが解放された。 なお、実績システムが存在するゲームでは、特定の実績を獲得するために強くてニューゲームをクリアすることが要求される場合がある。例を挙げればの「Calamity Kid」実績 や、『バットマン アーカム・シティ』のTwice Nightlyなどである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「強くてニューゲーム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 New Game Plus 」があります。 スポンサード リンク
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