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テコ入れ(てこいれ)とは、期待しただけの効果が得られないでいる、あるいは状況が悪化している事態に対して、なんらかの改善を行うこと、またはその改善手段のことである。 ==概要== テコ入れは、その主要な意味としては経済における相場の下落(ないし高騰)を人為的に食い止めることを指し、いわゆるてこを使って重量物を持ち上げる(ジャッキアップなども)ことに擬えたものである〔例えば、株式の信用取引では株式の信用買い取得に際して保証金を支払うが、株価が低下すると追加保証金(いわゆる「追証」)を求められ、これは大量の株式を保有している場合には相対的に追加保証金も大きくなる。このため株価の低下を予防し追証支払いのリスクを回避する上で追加の買い注文を入れることで株価を安定させる。この他、株価の下落(ないし高騰)が投資家筋の不安を煽るほどになってしまうと、売り注文(ないし買い注文)が集中、歯止めが利かずに一気に株価が暴落(ないし乱高下)する危険性があるため、これを予防するために買い注文(あるいは売り注文)を入れ株価の急変動を幾らかでも食い止めることもてこ入れの範疇である。 証券用語集「テコ入れ」 (weblio/ダウ・ジョーンズ証券用語集)より要約・補足〕。転じて、順調に行かない状況を改善するために、更に手を加えること全般をテコ入れと表現する。 元々は相場用語だったわけだが、一般には後者の意味のほうが通りがよく、一般的にテコ入れというと上手くいかず低迷している状況を外部から力を加えて盛り立てる意味合いで使われ、後述するようにマスメディアに関連してはテレビ視聴率など明確な数字として現れる「人気のあるなし」で本来の予測を下回り狙ったほどの効果が出ていない番組(放送内容)を見直し、人気を得るために何らかの方策を採ることを指す。 こういった行為は相場やメディアだけではなく、地方自治などでは地域経済に関連してこれを盛り立てるためにイベントを企画したり箱物を誘致したり(地域おこし)といった活動も見られ、企業活動から非営利の活動まで、様々な方面で同語が用いられている様子も見出せる。 ただ、これらテコ入れが上手く機能するかどうかという点では、その結果はまちまちである。目論見通りになることもあれば、こと人気回復を図るものでは、あからさまなテコ入れによる急激な変化から旧来の支持層が付いて行けずに反発し離れる事態を招いた上に、新規の支持層を得られず、結果的に余計に人気が低下することもあるなど、その匙加減にも微妙な側面がある。 なお英語では“bolster up”が同語に相当し、こちらは柔らかく弾力のある長枕で危うい状況や事柄を下から支えるイメージを指している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テコ入れ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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