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となりの魔法使い : ミニ英和和英辞書
となりの魔法使い[つかい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ま]
 【名詞】 1. demon 2. devil 3. evil spirit evil influence 
魔法 : [まほう]
 【名詞】 1. magic 2. witchcraft 3. sorcery 
魔法使い : [まほうつかい]
 【名詞】 1. magician 2. wizard 3. sorcerer 4. witch
: [ほう]
  1. (n,n-suf) Act (law: the X Act) 
使い : [つかい]
  1. (n,vs) errand 2. message 3. messenger 4. bearer 5. use 6. usage 7. trainer 8. tamer 9. mission 10. familiar spirit 1 1. going as envoy 1

となりの魔法使い ( リダイレクト:魔法使いになる方法 ) : ウィキペディア日本語版
魔法使いになる方法[まほうつかいになるほうほう]


魔法使いになる方法』(まほうつかいになるほうほう)は、おこさまランチによる漫画作品。MMORPGラグナロクオンライン」(以下、ROと略す)をテーマとする一般向け同人誌漫画として誕生、後にエンターブレイン並びに双葉社、さらにブロッコリー及びジャイブよりそれぞれ発行されている同ゲームのアンソロジーコミックにも寄稿され、前2社からは単行本も発売された作品である。本項では主に単行本化された部分を中心に記述する。
== 概要 ==
冒険に出かけてはしばしば戦闘不能となるドジだが誰からも好かれる人柄の魔法使い・マジ子と、彼女の姉妹、ギルド仲間や友人たちの冒険や友情の物語を、明るい笑いを交えながら描く冒険ギャグ漫画。また、マジ子自身や彼女を巡る周囲の人々の恋愛模様を描くラブコメディとしての要素もある。作品形態は概ねストーリー漫画だが、一部に4コマ漫画形態も含まれる。
ROがベータテスト中の2002年より著者所属のサークル「仙弾」(せんだん)発行の一般向け同人誌作品として発表が開始され、翌2003年より双葉社エンターブレインからほぼ同時期に出版が開始されたアンソロジーコミックにそれぞれ人間関係を若干変化させた形(後述)で連載され、各々2006年までの掲載作品をまとめた単行本が発売された。さらに、ブロッコリーやジャイブが発行するROアンソロジーコミックや雑誌などにも寄稿された。そうした背景もあって単行本としての本作には異なる2つの作品名がつけられているが、世界観・主要登場人物・主な出来事などいずれも共通であり本質的には同じ作品のため、本項では同人誌としての主シリーズ名『魔法使いになる方法』を項目名として併せて記載する。他の作者と共同出版される同人誌の場合、タイトルが異なる場合がある。なお、アンソロジーや同人誌としての作品の発表は2010年9月現在も継続されている〔せんだん商店街2010年9月12日付 ‐著者による最新刊の告知。〕。
ROを扱う漫画作品に比較的多く見られる“ROの世界観を舞台としたファンタジー漫画”ではなく、時折各キャラクターを操作する現実世界のプレイヤーが漠然とながら描かれたり、「別キャラクター」〔ROでは、プレイヤーは1つのアカウントにつき各ワールドサーバ毎に複数のキャラクターを保有できる(作品出版時点では3体、2007年2月27日より5体に拡張された)。これにより多くのプレイヤーは何体かのキャラクターを切り替えて遊ぶが、混乱を避けるためか漫画作品などで表現されている例は珍しい。なお、アカウントとは、ROを始める際に登録する「アトラクションID」を言い、これを単位として月額利用料金が発生する。〕や「ネカマ」〔ここでは、女性キャラクターを使ってROをプレイする男性プレイヤーのこと。逆に男性キャラクターを使ってプレイする女性プレイヤーを「ネナベ」と呼ぶ。日本版ROでは異性キャラクターを登録出来るので、そうして参加しているプレイヤーも多い。〕「寝落ち」〔ゲームプレイ中にプレイヤーが居眠りをしてしまうこと。ゲーム内の他プレイヤーから見ると、当該プレイヤーのキャラクターが全く停止した状態になる。〕「AFK」「引退」〔ここではROのプレイを恒久的にやめてしまうことを指す。〕「蚤の市」〔ROにおけるプレイヤーイベント(開発元や運営元に頼らない、プレイヤーが主体となって開催される行事)の一つ。ファンサイトの掲示板における書き込みを契機として2003年3月25日より全ワールドにて開始された。ワールドにより差異があるが、概ねマーチャント系キャラクターによるフリーマーケットの様な露店市で、くじやオークション、さらには演劇などの特殊な催しが行われる場合もある。〕などの話題や「エモーション」〔「ALT+1~0キー」に予め登録しておき該当キーを押すことでキャラクターの頭上にふきだし状に表示される、プレイヤーの感情を表すアニメーションアイコン。ROのそれは喜怒哀楽を表す他にじゃんけんをしたりサイコロを振るといった機能性を持つものを含む、多様な種類がある。中には、プレイヤーの創意によって本来とは異なる意味で使われるアイコンもある。〕の使用など、オンラインゲームあるいはROならではの習俗やシステムなどを表現する場面が頻出するのが特徴。一方、マジ子姉妹が自宅に住み私服で過ごしていたり、転職や別キャラクターへの交替の際には衣服を着替える描写がある〔ROでは、プレイヤーが自宅を持つシステムは無い。同様に頭部以外の服装は職業によって固定されているため、例え服などの装備を換えても見かけは変化しない。さらにキャラクターの衣服は転職時には瞬時に入れ替わる上、別キャラクターについてはシステム上も全く別のキャラクターである。そうした意味から、これらはこの作品独自の解釈による演出である。但し、場面によっては必ずしもこうした描写が行われない場合もある。〕などキャラクターの生活感ある場面が描かれるのも他の同種作品と異なる特徴である。加えて、物語の舞台となっているワールドサーバが明らかにされている〔『となりの魔法使い』第2巻で物語の舞台がSesワールドであることが語られており、また移住してきたとの記述からそれ以前はLydiaワールドに居たことが暗に語られている。〕のも極めて珍しい例である。
ROを扱う他の漫画では職業が同じキャラクターが重複して登場しないか、複数登場する場合は特に差別化を行わない場合が多いが、この作品では同じ職業のキャラクターが複数登場し、そのうち一部キャラクターについては服装デザインの差別化が図られている。同様にマジ子やプニ~ストらが装備するサークレット〔頭上段(兜・帽子)装備の一つで、キャラクターの前頭部に装着される。物理防御力(DEF)・魔法防御力(MDEF)共に3。作中ではマジ子、プニ~ストが装備するほか、『プリさんの秘密日記』におけるツンデレプリもサークレットらしき形状の装備品を着けている。〕など、同一の装備品でも若干異なるデザインが施されているものがある。
登場人物の呼称は、固有の名前を持つ一部の者を除き、そのキャラクターの職業や立場を示す愛称やあだ名といった通称名で表されている。これは読者に対しキャラクターの職業を判りやすくするためと説明されている。こうした呼称などは他の作品でも見られるが、この作品では当該通称名で呼ばれる職業ではなくなっても呼称が変化しない特徴がある。「マジ子」は本来女性マジシャンを表す通称だが、本作のヒロインはウィザードやハイウィザードになってもマジ子と呼ばれている、などが好例。登場人物の一部は、作者及び周囲のプレイヤーがモデル。また、登場人物の項で触れるとおり、作者と交友のある他の漫画家がプレイするキャラクターがモデルの人物や、他の漫画家の作品から登場するキャラクターも居る。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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