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どりこの
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どりこの
どりこのは昭和時代前期に大日本雄弁会講談社(講談社)から発売された、滋養強壮を謳った清涼飲料水。 == 概要・経緯 == 医学博士の髙橋孝太郎は疲労回復のための研究を行っていた。そんな折、栄養補給にブドウ糖の摂取が最も効率的であるとする、高名な生理学者の論文にヒントを得て、5年の歳月をかけて「含糖栄養剤」(1927年(昭和2年)12月17日に特許取得)という飲料水を開発し、「どりこの」と命名する。「どりこの」の名はドーリックの「DURI」、髙橋孝太郎のイニシャル「KO」、一番弟子の助手の中村松雄のイニシャル「N」、さらに3人の助手に共通するイニシャル「O」をつなげたものである。「どりこの」の原料は砂糖とグルタミン酸であったが、髙橋は製法を秘密にしていたことに加えて、関係書類をすべて焼却してしまったため、詳細は不明である。 色はウィスキーや蜂蜜の色に近い琥珀色で、成分の大半がブドウ糖と果糖でありながら、甘いだけではなくほのかな酸味もあり、カルピスの様に水や牛乳で薄めて飲用した。髙橋は「どりこの」を商品化する考えは持っておらず、病人や肉体疲労時の健常者などに分け与えていたが、その味にひかれた人々がこぞって「どりこの」を求めるようになる。個人応対では対応しきれなくなり、1929年(昭和4年)に、銀座三越と資生堂パーラーで販売されるようになる。三越では濃縮液の状態で1瓶95銭にて販売されていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「どりこの」の詳細全文を読む
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