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『なぞの転校生』(なぞのてんこうせい) は、眉村卓のジュブナイル小説 (1967年刊)と、それを原作とする映画・ドラマなどの作品。眉村卓のジュブナイル小説の代表作の一つ。 == 概要 == 学研の『中二コース』に1965年から連載開始された。当時、旺文社の『中一時代』(後に『中二時代』へ持ち上がり)で連載されていた光瀬龍の『夕映え作戦』が好評だったことを受けて、学研でもSFを連載しようという運びになり、福島正実の紹介で眉村に依頼が来たらしい。当時の日本はSFの草創期であり、眉村のような若手の書き手には仕事がなく、SFを知らない中学生を対象に自由にSFが書けるとあり、すぐに引き受けたという。中学2年生が読者であることを考慮し、「学園を舞台に」という編集部の要請を受け、当時眉村が住んでいた団地と母校を舞台にすることになった。タイトルは当初「白い旋風(つむじかぜ)」とするつもりだったが、編集部から「文芸的すぎる」「(子供向けに)具体的で分かり易く」と即座に却下され、編集部がほとんど一方的に「なぞの転校生」と改題した。当時はセンスのないタイトルに肩を落としたが、連載誌との兼ね合いを考えれば「なぞの転校生」が正しかったと後年になって述べている。連載は好評で、最終回直前に編集部から連載の延長と次学年への持ち上がりを要請され、抗議も通らず、「話をもう一度飛躍させてやれ」と思い直し、3回延長され、そこでまた人気が上がったという。〔以上の段落の出典:眉村卓 「私とジュブナイルSF」, 大橋博之 『少年少女昭和SF美術館』 平凡社 p.56 - 57 ISBN 978-4-582-83591-5〕 少年少女向きの物語だが、核戦争や科学の進歩の功罪など深いテーマを扱っている。 * 1967年に盛光社から刊行される。 * 1975年には角川文庫からも刊行され、解説は漫画家の手塚治虫が書いている(角川スニーカー文庫版も含め)。 * 1975年にNHKで放送された少年ドラマシリーズの『なぞの転校生』としてドラマ化された。 * 1980年には秋元書房からも刊行される。 * 1998年に角川文庫からではなく角川スニーカー文庫からの刊行になった。 * 1998年に小中和哉監督、新山千春主演で映画化された。 * 2004年に講談社青い鳥文庫から復刻された。 * 2014年にテレビ東京『ドラマ24』において『なぞの転校生』として39年ぶりにドラマ化された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「なぞの転校生」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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