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煮こごり 煮凝り
煮こごり(にこごり、煮凝り)は、ゼラチン質の多い魚や肉などの煮汁が冷えてゼリー状に固まったもの。この煮汁がゲル化する性質を利用して、煮込んだ材料ごと冷し固めた料理のことも指す〔にこごり【煮凝り/煮凍り】の意味 - 国語辞書 - goo辞書 〕。地域によってはこごり、こうごり、こんごりなどとも呼ばれる。 == 概要 == ゼラチンは、魚や家畜の皮などを水で煮詰めてから冷やし、さらに乾燥して作られるが、それ自体は特に味を持たない料理素材、もしくは工業原料である。一方、「煮こごり」は、魚や肉を煮て調理した際に出た残り汁が冷えて固まった料理の副産物で、成分にゼラチンが含まれているのは同じであるが、調理の段階で使用された調味料の味や素材の風味が凝縮されているため、濃厚なうまみがある点が異なり、それが独立した料理としても扱われる場合もある。また、料理用のゼラチンを出汁に煮溶かし、これを冷やして煮こごり風に作ることも行われている。 煮た魚など素材の種類にもよるが、放置する場所が寒いなど、条件があえば冷蔵庫に入れなくても煮こごりは自然に作られる。特に冬期や寒冷地では魚の煮汁が煮こごりとなるのは日常的である。 煮こごりのゼラチンは加熱によって融解するため、そのまま鍋に入れて煮溶かし、熱いうちに調味料として利用したり、あるいは熱い食材にのせて融かしたりする。日本では熱いご飯の上に載せたりする丼物(丼に白米と共に盛り付けた料理)などがみられる。 2009年2月22日に神戸市須磨区で行われた須磨発B級グルメ発掘グランプリでは、地アナゴの煮こごりを載せた「須磨丼」が優勝した〔神戸・新長田新鮮トレトレにゅーす - 新長田突撃レポートVol.07 - 須磨発!B級グルメ発掘グランプリ 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「煮こごり」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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